こんな駅弁、車内でイケんの!? ニオイ凄そうな「牛たんサガリのペッパーまぜメシ」を、社内で食べてみた結果
2025年1月14日(火)8時0分 Jタウンネット
新幹線に乗って遠出するとき、駅弁を楽しみにしている人も多いだろう。
しかし、筆者は駅弁を選ぶときにどうしても気になってしまうことがある。ニオイだ。
ニオイの強すぎるものを食べたら、周りの人が迷惑に思うのではないか......と、小心者は不安になってしまうのだ。
だから、この駅弁を発見したときは、ひっくり返るかと思った。
宮城県仙台市の「こばやし」が手掛ける「牛たんサガリのペッパーまぜメシ」である。
ご飯の上に牛たんサガリとコーン。温めてからステーキソースをかけて味わうという駅弁だ。
おいしそう。おいしそうだけど! 絶対めっちゃニオイするじゃん!? こんなの新幹線で食べたら、車両全部がペッパーランチみたいなニオイになっちゃわない!?
恐ろしい......。食べてみたいけど、いきなり車内に持ち込む勇気はない。
というわけで、ますは社内で食べて見ることにした。
社内に充満するはずが...
「牛たんサガリのペッパーまぜメシ」は紐を引っ張ってあっためるタイプの駅弁。パッケージに貼りつけてある黄色い紐を引き抜くと、加熱が始まる。
この時注意したいのは、パッケージに結ばれた赤い紐はつけたまま、ということ。せっかちな筆者は説明書きを読む前に紐を解いてしまい、慌てて結びなおす羽目になった。ご注意を。
さて、紐をひいて、温まるのを待つこと8分。予想ではこの時点で、強烈なニオイが漂うはずだった。それを想定して、半分隔離された休憩スペースで開封したのだが、それでも壁を越えていく肉の香りに、社員全員がお腹を空かせて「会社でペッパーランチ食ってんの誰だよ」と見に来るだろうと思っていた。
しかし、意外や意外。特にニオイが漂ってくることもなく、ただただ静かに温まっている。
まあ、蓋もついてるし、そんなモノ? これを開けたらブワッとなるのかな? おそるおそる、オープンすると......。
新幹線で食べられる?
お箸とおしぼりが登場。その下にプラ蓋が。そのおかげか、まだニオイはしてこない。
プラ蓋を開けたら、今度こそ......?
......あれ?
......そんなに臭わないぞ? 他の駅弁と同じくらいな気がする。
ステーキソースをかけてもそれは変わらない。もしかして、温まるのを待ち続けたので鼻が慣れちゃったのだろうか?
筆者はお弁当を持ち、自席にいた副編集長の元へ向かった。
「どう?」
「近付いてくる時点でにおいしてくるかと思ったんですけど、全然......。これなら新幹線で食べられるな......」
皆さん、これ、意外と新幹線でも食べられそうです。そんなに強烈なニオイ、しません。
食べるときはガサッと混ぜて、頂きます。ニオイに気を取られすぎていた筆者は付属のブラックペッパーをかけるのを完全に失念していたが、それでも十分にスパイシーだった。胡椒の辛みが苦手な人は、ご用心を。