飲酒運転を「肉吸いポテチ」で撲滅!? 関西限定商品に込められた願い

2019年1月16日(水)11時0分 Jタウンネット

湖池屋(コイケヤ、東京都板橋区)は関西限定で「ポテトチップス 肉吸い味」を2019年2月4日、発売する。


この商品は飲酒運転による重大事故根絶の啓発を図るSDDプロジェクトとのコラボレーション商品。肉うどんから、うどんを抜いた「肉吸い」は、お酒との相性が良いものだが、そこには湖池屋の願いが込められていた。


関西を応援したい


1962年の発売以降長きにわたって愛される「湖池屋ポテトチップス」。今回発売される新テイストは大阪発祥のソウルフード「肉吸い」だ。


関西地域で好まれるシンプルながらも奥深いだしの味わいをイメージ。昆布とかつおが香るだしに牛肉の旨みがしっかりと染みこんだ肉吸いを想起させる味わいだという。


ポテトチップス肉吸い味は、ラジオ局「FM OSAKA」を中心に2007年に発足した、飲酒運転による重大事故根絶の啓発を図る「STOP! DRUNK DRIVING PROJECT(SDDプロジェクト)」とのコラボレーション商品となっている。しかし、肉吸いといえば飲酒後に胃もたれしないように作られたとの逸話や二日酔いに効くなど「お酒」のイメージが付きまとう。


Jタウンネット編集部は19年1月11日、湖池屋の広報課担当者に対して取材を行った。


SDDプロジェクトとのコラボ商品が何故「肉吸い」なのか。


「(プロジェクトと味の)直接的なつながりはないです」



と回答。続けて、


「関西の地域を応援したい。より関西の人に喜んでもらえて親しみをもってもらいたい」



とコメントした。ポテトチップス肉吸い味は飲酒運転による重大事故根絶の啓発に留まらず、関西地域全体を盛り上げて応援したいとの意図がある。そこで、「関西の人に楽しんでもらえるもの。馴染みをもってもらえるもの」として大阪発祥のソウルフードが選ばれた。


18年11月に湖池屋がSDDプロジェクトのパートナー企業として参画。これをきっかけに作られた新商品で、


「関西をよりよくしたい」



との思いが込められている。


取材中、担当者は筆者に対して関西を「応援」、「よりよくしたい」と何度も話した。それだけポテトチップス肉吸い味にかける思いが強いのだろう。いつしか関西に馴染んで新たな名物になるかもしれない。


今回の収益の一部は「SDDプロジェクト」を通じて公益財団法人・交通遺児等育成基金および同基金内のSDD基金に寄付される。


販売地域は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県の2府4県で行われる。

Jタウンネット

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