オークションで取引された驚くべき人体のパーツ5選! ムッソリーニの脳、ナポレオンのペニス、ガリレオの指と歯…

2023年1月15日(日)7時0分 tocana

 海外には、伝統的なオークションハウスが多数存在する。その性質上、滅多にお目にかかることのできないような世にも珍しいアイテムが出品されることも。ムッソリーニの脳、ナポレオンのペニス、脚入りの燻製機……これらはすべて実際に出品され、取引されたことがあるという。今までにオークションにかけられた人体のパーツ5つを紹介する。


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※こちらの記事は2018年1月12日の記事を再掲しています。


 世界には伝統的なオークションハウスが数多く存在し、ネットを経由すれば誰でも気軽に参加できるようになった。お宝が眠っているオークションには、時には驚くような品が出品されていることも…。今回は、実際にオークションで取引された人体のパーツを5つ紹介しよう。


独裁者の脳と血液

 イタリアの独裁者ベニート・ムッソリーニの脳は、彼の血液と共にオークションに売り出された。孫娘のアレッサンドラによると、ムッソリーニは第二次世界大戦で殺された後、ミラノの病院で病理解剖されたという。彼の脳と血液は、初めに22,290ユーロ(日本円で約300万円)でオークションにかけられた。しかし、アメリカのネットオークション会社eBayに「人体の売買は我が社の方針に違反している」と出品を取り消されてしまった。出品が取り下げられる直前、彼の脳と血液は15,000ユーロ(約200万円)まで価格が下がっていたそうだ。


旅するミイラの手

 オークションハウスの「IM Chait Gallery」は、2007年にニューヨークのフィフス・アベニューで博物学のオークションを開催した。出品された品物のなかにはエジプトで発見されたミイラの手もあり、カリフォルニア州のアンダース・カールソンという男が4,500ドル(約51万円)で落札。しかし、こちらもeBayの“方針”に違反しているとの理由で、アンダーソンの手にミイラの手が渡ることはなかった。その後、このミイラの手はニュージャージー州の骨董店が大英博物館を経由して入手に成功。さらにその後はニューヨークのコレクターの手に渡ったという。


切り取られた天文学の父の指と歯

 16世紀〜17世紀にかけて天文学を研究したイタリアの科学者、ガリレオ・ガリレイ。2009年に彼の指と歯が美術品収集家に発見され、“身元不明の人物”としてオークションにかけられた。18世紀のイタリアで博物学者として活躍したジョヴァンニ・トッツェッティは有名な科学者の遺体から指や歯を切り取っており、ガリレオの指と歯も彼によって切り取られたものらしい。現在、指と歯以外のガリレオの遺体はフィレンツェにあるサンタ・クローチェ教会に埋葬されている。


自らオークションに出品した燻製機と脚

 2006年、飛行機墜落事故でジョン・ウッドは脚に重症を負ってしまう。ジョンの脚の怪我は酷く、事故から1年後に切断を余儀なくされた。ジョンは「いずれ自分が亡くなった時に脚も一緒に火葬して欲しい」という思いから脚を引き取り、バーベキューで使う燻製機の中で保管することに。しかし、脚を保管しているのを忘れて、燻製機をオークションに出品してしまった。この燻製機を落札したシャノン・ウィスナントという人物によって、ジョンの脚は“見世物”にされており、しっかり見物料もとられていたらしい。これを知ったジョンは裁判を起こし、無事脚を取り返すことに成功。現在はジョンのゴルフバッグに入れられ、クローゼットに保管されている。


ビーフジャーキーのような皇帝のペニス

 19世紀に“ナポレオン1世”として、フランス帝国の皇帝に即位したナポレオン・ボナパルト。彼は死後遺体を病理解剖され、ペニスや心臓など体の一部を切り取られたという。切り取られた彼のペニスは何故かイタリアの司祭が所有していたが、その後書店や美術館を転々とする運命に。最終的に、このペニスは1977年のオークションでアメリカの泌尿器科医ジョン・ラティマーのもとに引き取られることになった。ちなみに、作家トニー・ペテロットは自身の著書『Napoleon’s Privates: 2,500 Years of History Unzipped』の中で「ナポレオンのペニスはビーフジャーキーのように見えた」と綴っている。


参考:「LISTVERSE」、ほか

tocana

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