幻のホームで楽しむおでんと燗酒でカラダも心もぽっかぽか

1月17日(金)16時0分 マイナビニュース

暖冬とはいえ、日々の寒さが身に沁みる今日この頃。家に帰ったら燗をつけた日本酒で一杯やろうなんて考えながら仕事をしている人もいるのでは? そんな人たちがたくさん集まっていたであろうイベント、「おでんで熱燗ステーション」に行ってきた。

○両国駅の"幻の3番ホーム"へ

これは、2020年1月9日〜12日の4日間、JR両国駅で実施されたもの。世界最大かつ唯一の熱燗専門のコンテストを実施している全国燗酒コンテスト実行委員会により、コンテスト入賞酒をより多くの方に味わってもらい、熱燗の魅力を広く知ってもらおうというイベントだ。

会場となったのが、普段は立ち入ることのできない両国駅の「幻の3番線ホーム」。現在は使われていない実際の駅のホームで、中央線・総武線各駅停車が発着する1、2番線ホームを行き来する電車と乗客を線路越しに眺めながら、おでんを食べつつ、燗酒を楽しむことができるというものだ。年間何度か両国国技館にプロレスを観に来ている筆者だが、そんなホームがあるなんてまったく知らなかった。まだまだ東京には知らない場所だらけだ。

○駅のホームで熱燗とおでんを堪能

チケットを購入して入場すると、おでん用の容器とおちょこ、試飲チケット10枚が渡された。まずは入口付近で、お好みの紀文「レトルトおでん」を受け取る。おでんは5種類が用意されていた(関東風だし自慢おでん、東京下町おでん、静岡風おでん、名古屋風味噌煮込おでん、赤からおでん)。この中から、今回は昨年8月に発売されたばかりの「東京下町風おでん」をチョイス。アツアツのパックを受け取って、とりあえず線路を眺められる席を確保。

続いて、おちょこを手に持って、燗酒コーナーへ。「全国燗酒コンテスト」に入賞した日本酒が並んでおり、どれを飲もうか迷ってしまうが、10枚も試飲チケットがあるだけに、さまざまな日本酒がチビチビ飲めるから、酒好きにはたまらない。筆者は新潟県・金鵄盃酒造の特別純米「雪影」や長野県・喜久水酒造の本醸造にごり酒「白貴天龍」をいただいた。

かつおだしに、醤油をきかせ甘辛く仕立てたという関東風のつゆが染みた大根、つみれなどのおでんを食べつつ、帰宅時間帯のラッシュを眺めて飲む珠玉の日本酒の味はまた格別! 気温は低く、冷えていたものの、燗酒とおでんのおかげで体の芯から温まることができた。

たまたま隣り合わせた女性のお客さんと話してみると、「日本酒が好きで、こういうイベントがあるって聞いて楽しみにしてきました」と、嬉しそうに燗酒をクイッと飲み干していた。いつもは会社の行き来で使うだけの駅のホームで飲む燗酒で、心も体もぽっかぽかになれた一日だった。

○著者:岡本貴之
1971年新潟県生まれのフリーライター。音楽取材の他、グルメ 取材、様々なカルチャーの体験レポート等、多岐にわたり取材・ 執筆している。好きなRCサクセションのアルバムは『BLUE』。趣味はプロレス・格闘技観戦。著書は『I LIKE YOU 忌野清志郎』(岡本貴之編・河出書房新社)」

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