光熱費オタクが伝授する光熱費節約のための3カ条
2023年1月18日(水)11時30分 All About
光熱費の節約の基本は「使い方」
電気代やガス代などの「光熱費節約」は日々の課題。あらためて、光熱費の見直しをしてみましょう。無駄が見え、今後どう対応するのがよいのか考えることができます。使い方以外にも、どんな省エネ家電を持つと家計がスリムになるのか、お伝えしていきます。家庭内の消費電力の大きい家電は「冷蔵庫・エアコン・照明」です。ガスは「お風呂・台所」。これらの使い方をどうするかが、重要なポイントになってきます。
家族の協力が大切なので、小さな子どもがいる家庭では、無駄な光熱費は使わないという姿勢を、親が行動で見せることが重要になります。
電気代の節約ポイント
電気代を節約するポイントは以下の通りです。エアコン
・フィルターの掃除を定期的にする(自動お掃除機能がついているとなお良い)・カーテンを閉める(遮光カーテンならなお良い)
・家族で同じ部屋で過ごす
・風量は「自動」で設定する
・扇風機やシーリングファンとの併用
冷蔵庫
・冷蔵庫の開閉の回数を減らすために、麦茶などは保冷ポットに常備する・設定温度は「中」で十分、夏以外は「低」で十分
・詰め過ぎない
・壁から適切な間隔で設置する
照明
・こまめに消す・LEDの活用
トイレ
・暖かい時期は便座の保温スイッチは切る・ふたをする習慣をつける
ガス代の節約ポイント
続いて、ガス代を節約するポイントは以下の通りです。キッチン
・茹で野菜は電子レンジを活用・1リットルのお湯を沸かす時は、水からより給湯器のお湯を使うほうが効率的
・コンロの火は鍋からはみ出さない程度で
・食器を洗う時は低温で
・食洗機の活用
お風呂
・お風呂には続けて入る・お風呂には必ずふたをする
・シャワーはこまめに止める
固定費となる光熱費を見直す
固定費となる光熱費といえば、アンペア数と料金プランです。お住まいの地域の電力会社により内容は変わりますので、確認しながら見直していきましょう。オール電化にしていない場合でも、共働きで昼間家に誰もいない場合は深夜電力のプランに変更し、家事・炊事を夜に集中させたほうが光熱費は安くなります。
私の地域では夜の10時から朝の8時までが通常の半額の電気代になりますので、洗濯・電気自動車の充電・お掃除ロボットの充電をその間に済ませるようにします。食洗機などがあれば、やはりこの時間内がベストです。
朝は8時までにすべての家事・炊事を済ませるようにします。このような習慣を身につけると、朝の8時には身支度を済ませ、部屋もきれいに整えることになるので、1日がスムーズに始まり気持ちがいいものです。
省エネ性の高い家電製品で光熱費を節約
マイホームを持つ時、リフォーム時、家電製品の買い替え時には、できるだけ省エネ性の高い物を選択すれば、光熱費のコストが下がります。鍋類の買い替えでも、熱伝導率や保温性の高い物を選ぶことで、光熱費の節約・料理の時間短縮につながります。日本はそのような技術がとても高く、商品も豊富なので、それらを家族で選ぶのも楽しいものです。
一方、流行に乗せられて買った物ほど、長く使うことがありません。流行やあったら便利という理由で選ぶのではなく、日々の生活での使用頻度や省エネ性、家事・炊事の効率性を考慮し、比較検討しながら購入していきましょう。
文:二宮 清子(ファイナンシャルプランナー)
家計管理や節約を軸に、生活に寄り添った提案を行うファイナンシャル・プランナー。家庭科の教師としての勤務経験があり、赤字家計を脱出した自分の体験から、ユーザー目線でのアイデアを発信している。
(文:二宮 清子(ファイナンシャルプランナー))