どう見ても「木」なのに、柔らかい...!? 脳バグ必至の作品に反響「しっとりしてそう」「チーズケーキが見えた」
2023年1月19日(木)19時37分 Jタウンネット
「木」を切るのは結構大変だ。のこぎりを使ってギコギコやるにも、コツをつかまないとうまくできない。
だから、こんな画像を見たら、目を疑ってしまう。
こちらは、静岡県在住のツイッターユーザー・キボリノコンノ(@kibori_no_konno)さんが2023年1月15日に
「美味しそうな積み木を彫ってみました」
と呟きながら投稿した画像だ。
黒いお皿の上に乗っているのは、ケーキみたいな形の木片。どう見ても「木」なのに、フォークを差し込まれているその様からは、ケーキのような柔らかさが伝わってくる。
驚くべき作品に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「チーズケーキが見えた」
「なんか...なんか、柔らかくてしっとりしてそうな、バウムクーヘンみたいな食感をイメージ!」
「凄い、めちゃくちゃ柔らかそうに見える」
Jタウンネット記者は17日、作者のキボリノコンノさんに話を聞いた。
「しっとり感」にこだわった
キボリノコンノさんは、「あっと驚くものをつくる」をテーマに木彫り作品を作る「木彫りアーティスト」。Jタウンネットでもこれまで、「木彫りの氷」や「木彫りのコーヒー」といった作品を紹介してきた。
いずれも「木なのに透明に見える」「木なのに液体にしか見えない」といった、対象をリアルに再現したものだったが、今回話題の「積み木」は雰囲気が異なる。
「これまではしっかり着色をして本物の食べ物そっくりな木彫り作品を作ってきましたが、少し視点を変えて、木に見えるのに食べ物のように感じてしまう不思議な作品を作ってみたいと思い、今回の『美味しそうな積み木』を制作しました」(キボリノコンノさん)
制作は、角材からノコギリで必要なサイズの木片を切り出し、電動工具で大まかに形を削り出すところから始まる。その後、彫刻刀を使って「フォークを入れて倒れそうになっている」様子を彫り出したそうだ。
「木はもともと硬い素材なので、しっとり柔らかく感じさせる形を表現することにこだわって彫刻しました」(キボリノコンノさん)
今までとは一味違う作品は、18日夕時点で4万1000件を超える「いいね」が寄せられるほど注目を集めた。キボリノコンノさんにとって、これは予想外だったらしく、
「自分の中では初めて挑戦する実験的な作品で、正直ここまでみなさんから反応していただけるとは思っていませんでした。これからもみなさんが見たことのないようなあっと驚く作品を作っていきたいと思います!」
とコメント。新たな扉を開いた「木彫りアーティスト」が、次はどんな風にあっと驚かせてくれるのか、今から楽しみだ。