中学の運動部活動、休養日は週2日以上…スポーツ庁案

2018年1月19日(金)12時15分 リセマム

スポーツ庁

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スポーツ庁は平成30年1月16日、第6回「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン作成検討会議」において、ガイドライン骨子案を公表した。中学校運動部の活動時間を「平日2時間程度、休日3時間程度」とし、週2日以上の休養日を設けることなどを示している。

 「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン骨子(案)」は、義務教育である中学校段階の運動部活動がおもな対象。高校の運動部活動は直接の対象とはならないが、ガイドラインでは「基本的な考え方は、学校種や学校設置者の違いにかかわらず該当するものであることから、本ガイドラインを可能な限り準用し、速やかに改革に取り組むことを期待する」としている。

 休養日と活動時間については、スポーツ医・科学の観点からのジュニア期におけるスポーツ活動時間に関する研究も踏まえ、「学期中は、週あたり2日以上の休養日を設ける」「1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日(学期中の週末を含む)は3時間程度」と明記。休養日については、平日1日、土日1日以上とし、週末に大会参加などで活動した場合はほかの日に休養日を振り替えるよう求めている。

 校長に対しては、教師の過度な負担となることがないよう必要に応じて指導・是正を図るよう要求。運動部顧問には、各競技種目の特性を踏まえた科学的トレーニングを積極的に導入し、適切な休養を取りながら、短時間で効果が得られる活動を実施するよう求めている。安全点検の徹底、スポーツ障害・バーンアウトの予防、体罰の根絶など、生徒の安全・安心の確保についても示している。

リセマム

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