SUV、コンパクト、セダン、スポーツカー、軽自動車に新型続々登場! 2022年注目のクルマ「BEST7」

1月19日(水)11時30分 週プレNEWS


【第1位】日産 エクストレイル 日産は昨年4月19日に中国で新型エクストレイルを世界初公開。実は昨年12月、日産グローバル本社ギャラリーで中国仕様のエクストレイルが公開

2022年のクルマ業界は男心を刺激する新車が続々とデビューする。自動車専門誌『月刊くるま選び』の元編集長で、カーライフジャーナリストの渡辺陽一郎(わたなべ・よういちろう)氏が注目の7台を選び、徹底解説する!!

【画像】2022年注目のクルマ「BEST7」

* * *

■エクストレイルの骨格は三菱と同じ

渡辺 今年は注目の新車がめじろ押しです! ということで、吟味に吟味を重ね、私の激推しを7台選びました。

——では、1位から発表!

渡辺 1位はSUVの日産エクストレイルです。新型の発売は今年の4〜6月頃かと。

インパネの真ん中には12.3インチディスプレイの液晶メーターおよびセンタータッチスクリーンが!
インパネの真ん中には12.3インチディスプレイの液晶メーターおよびセンタータッチスクリーンが!

——エクストレイルってどんなクルマでしたっけ?

渡辺 初代は2000年にデビューし、累計販売台数はグローバルで626万台以上を誇ります。今年デビューの新型は4代目になります。

——ちなみに、プラットフォームが業務提携している三菱と共通ってマジですか?

渡辺 新型アウトランダーPHEVと骨格が同じです。ただし、走りのメカニズムは全然違います。アウトランダーPHEVは三菱独自のプラグインハイブリッドを搭載しますが、エクストレイルは日産自慢のe−POWERを搭載します。

——走りはどうスか?

渡辺 以前、エクストレイルの北米仕様「ローグ」に試乗しましたが、SUVながらコーナーでよく曲がる。アウトランダーPHEV同様に運転を楽しめるクルマだと思います。

【第2位】スズキ スイフト 写真は現行のスイフト。スズキの世界戦略車だけに、力の入れ具合はハンパないはず。ちなみに男心を刺激するスイフトスポーツの登場は2023年になりそうだ
【第2位】スズキ スイフト 写真は現行のスイフト。スズキの世界戦略車だけに、力の入れ具合はハンパないはず。ちなみに男心を刺激するスイフトスポーツの登場は2023年になりそうだ

——2位はスズキです。

渡辺 コンパクトカーの次期スイフトは注目ですね。現行モデルは4代目で、2016年に登場しました。世界累計は500万台を軽く突破している、まさにスズキの世界戦略車ですね。今年の中盤から後半にかけて5代目がデビューする予定です。

——新型のポイントは?

渡辺 スイフトの車内は広いとはいえず、全体的に機能はフツーですが、ボディが軽く運転感覚は実に軽快です。実用燃費も優れて基本性能が高い。新型も現行型の路線を踏襲しながら、マイルドハイブリッドを進化させ、燃費効率も向上させます。プラットフォームも熟成され、走行安定性と乗り心地をかなり向上。

【第3位】マツダ マツダ6 写真は現行のマツダ6。今年デビュー予定の新型は前輪駆動から後輪駆動へ大変身のウワサが。人馬一体の走りがマツダ6でどう進化するのか試乗が楽しみだ
【第3位】マツダ マツダ6 写真は現行のマツダ6。今年デビュー予定の新型は前輪駆動から後輪駆動へ大変身のウワサが。人馬一体の走りがマツダ6でどう進化するのか試乗が楽しみだ

——続いて3位は?

渡辺 ミドルサイズセダン&ワゴンの次期マツダ6(元アテンザ)です。今年の中盤から後半にかけて登場しそうな気配です。

——新型マツダ6の注目ポイントはどこ?

渡辺 現在の前輪駆動から後輪駆動に変わるというウワサがあり、異例のフルモデルチェンジになりそうです。マツダの目指す"人馬一体"の運転感覚は新型マツダ6で初めて完成の域に達するのではないかと予想します。

【第4位】スズキ アルト 昨年12月10日に行なわれた9代目モデルのウェブ発表会で、9代目となる新型アルトとスズキの鈴木俊宏社長のツーショットを披露した。初代は1979年デビューだ
【第4位】スズキ アルト 昨年12月10日に行なわれた9代目モデルのウェブ発表会で、9代目となる新型アルトとスズキの鈴木俊宏社長のツーショットを披露した。初代は1979年デビューだ

——4位は再びスズキです。

渡辺 昨年12月に発売された軽自動車の新型アルトです。初代アルトは1979年に誕生し、今回のモデルで9代目となります。アルトは国内の累計販売台数が526万台を突破しており、日本では名実共にスズキの顔です。

鈴木社長は新型アルトについて「下駄を極めていきたい」と語った。エントリーモデルとしてアルトを磨き抜いたようだ
鈴木社長は新型アルトについて「下駄を極めていきたい」と語った。エントリーモデルとしてアルトを磨き抜いたようだ

——新型のどこがスゴい?

渡辺 ズバリ、新型アルトは路線を変えました。先代型に比べてボディパネルに張りを持たせ、インパネなど内装の質が大きく向上しています。

——ほおほお。

渡辺 最上級グレードにはマイルドハイブリッドと併せて、後退時にも作動する衝突被害軽減ブレーキ、ヘッドアップディスプレイなども装着されます。

【第5位】日産 フェアレディZ 昨年8月18日(日本時間)にアメリカで世界初公開された日産のフェアレディZ(写真は米国仕様)。気になるニッポンデビューは夏頃になりそう
【第5位】日産 フェアレディZ 昨年8月18日(日本時間)にアメリカで世界初公開された日産のフェアレディZ(写真は米国仕様)。気になるニッポンデビューは夏頃になりそう

——5位はスポーツカー!

渡辺 日産のフェアレディZで、今年の半ば頃に詳細が発表されそうです。フェアレディZは1969年の発売以来、グローバルで累計180万台以上を販売する日産自慢のスポーツカーで、今年デビューする新型は7代目です。

——ボディスタイルなどはすでに披露されているとおり?

渡辺 ええ。エンジンは現行スカイライン400Rと同じV型6気筒の3リットルツインターボを搭載すると思います。

フェアレディZ史上初となるフル液晶メーターを搭載。また、インパネにはお約束の3連メーターがドーンと鎮座する
フェアレディZ史上初となるフル液晶メーターを搭載。また、インパネにはお約束の3連メーターがドーンと鎮座する

——日産の伝家の宝刀であるe‐POWERの搭載は?

渡辺 e−POWERの搭載はありませんが、逆にいえばフェアレディZの純ガソリンエンジン車はコイツが最後の世代かと。そういう意味ではファンは乗って損ナシです。

【第6位】トヨタは1月13日にミニバンの「ノア」と「ヴォクシー」の新型を発表、販売を開始した。8年ぶりのモデルチェンジを受けた今回の新型は4代目。ノア、ヴォクシーどちらもクセが強い顔面に仕上がっている
【第6位】トヨタは1月13日にミニバンの「ノア」と「ヴォクシー」の新型を発表、販売を開始した。8年ぶりのモデルチェンジを受けた今回の新型は4代目。ノア、ヴォクシーどちらもクセが強い顔面に仕上がっている

——6位はトヨタのミニバンがランクインです。

渡辺 新型ノア&ヴォクシーを推します。1月13日に発売開始となり、個性的な顔で話題を呼んでいます。トヨタはエスクァイアを廃止しますが、ノア&ヴォクシーの姉妹は残します。

——ノアとヴォクシーは売れているから?

渡辺 はい。現行モデルが発売された2014年当初、ノアとヴォクシーを合計すると1ヵ月平均で合計1万5000台を売っていたんですよね。この数字は当時販売絶好調だったプリウスに迫る勢いでした。現在もファンは多いです。

【第7位】ホンダ N‐BOX 安全運転支援システム「ホンダセンシング」のACC(アダプティブクルーズコントロール)は渋滞追従機能付きへと進化。高速道路の渋滞時などの負荷を軽減
【第7位】ホンダ N‐BOX 安全運転支援システム「ホンダセンシング」のACC(アダプティブクルーズコントロール)は渋滞追従機能付きへと進化。高速道路の渋滞時などの負荷を軽減

——7位にホンダが登場!

渡辺 2011年12月に初代がデビューし、昨年5月に累計販売台数が200万台を突破。販売絶好調の軽自動車N−BOXです。昨年12月に改良を実施し、ファン待望の電動パーキングブレーキなどをついに採用しました。

——今年も絶対王者N−BOXの勢いは衰えない?

渡辺 そのとおりです。

今回のマイナーチェンジで、ついに電動パーキングブレーキが採用された。絶対王者の商品力がさらに高まった!
今回のマイナーチェンジで、ついに電動パーキングブレーキが採用された。絶対王者の商品力がさらに高まった!

●渡辺陽一郎(わたなべ・よういちろう) 
自動車月刊誌の編集長を約10年務め、2001年にフリーランスのカーライフジャーナリストに。執筆媒体多数。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

写真提供/トヨタ自動車 日産自動車 本田技研工業 マツダ スズキ


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