米韓に新たな亀裂 文在寅政権が火をつけたハリス米大使への「人格攻撃」

1月20日(月)21時0分 ココカラネクスト

 膠着する米朝交渉、折り合いのつかない駐韓米軍駐留経費負担問題などを抱え、ギクシャクする米韓関係に新たな亀裂が生じている。2018年7月から赴任するハリス駐韓米国大使に対する批判が高まり、人格攻撃にさらされているのだ。

韓国大統領府側は「内政干渉だ」と猛反発


引き金となったのが、文在寅大統領が推進する南北協力をめぐるハリス大使の発言だ。文在寅大統領は14日の年頭記者会見で「朝米対話だけを見ず、南北関係を発展させなければならない」とし、南北協力の推進によって米朝対話を促す必要があると指摘。南北協力には制限があるが、個人旅行などは模索することができると説明した。文在寅発言を受ける形でハリス大使が17日、海外メディアとの懇談会で「文大統領の(北朝鮮に対する)楽観主義は元気が良いが、それに伴う行動については米国との協議が必要だ」などと発言。経済制裁緩和につながる可能性がある問題は、誤解を避けるためにも対北朝鮮制裁問題などを調整する米韓の作業部会を通じて扱うよう苦言を呈したのだ。

すると、韓国大統領府側は「内政干渉だ」と猛反発。統一部の李相旻報道官が17日の定例会見で、「対北政策は韓国の主権に該当することを改めて強調したい」とクギを刺し、大統領府関係者も韓国メディアに対して「大使が駐在する国の大統領の発言について、メディアに向けて公開的に言及したのは非常に不適切だ」「南北協力に関連する部分はわが政府が決める事案」と突っぱねた。

ハリス大使を『チョッパリ(日本人の蔑称)混血人のグンパリ(兵士の俗称)』『米国籍の倭寇』と呼ぶ

さらに、与党の共に民主党で最高委員を務める薛勲議員が「大使は朝鮮総督なのか」と揶揄。ハリス大使は米国海軍将校と日本人の母の間に生まれた日系米国人だ。口ひげを生やした姿が植民地時代の朝鮮総督を連想させるとして、痛烈な皮肉を放ったのだ。

「与党を支持するネチズン(ネットユーザー)の間では、ハリス大使を『チョッパリ(日本人の蔑称)混血人のグンパリ(兵士の俗称)』『米国籍の倭寇』と呼ぶなど、非難轟轟です。もともと、日本にルーツを持つハリス大使が韓国ではなく日本への赴任を希望していたという経緯や、革新派の文在寅政権に懐疑的な発言を繰り返してきたこともあり、『ハリス憎し』の声はどんどん広がっています」(韓国メディア関係者)

『ハリス叩き』を欧米メディアも報道。米ニューヨークタイムズや英ガーディアンが「ハリス大使の口ひげは韓国に対して無礼であり、強圧的な米国の最近のイメージと関連している。ハリス大使は時々、大使でなく総督と冷やかされる」と抑制的に伝える一方、CNNは「ハリス大使は日本人ではなくて米国市民であり、彼を日系であることを理由に非難すれば米国ではほぼ人種差別とみなされる」と批判した。成り行き次第では、外交問題に発展する可能性も出てきた。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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