盛岡には「三大麺」がある! 盛岡冷麺、わんこそば、あと1つ知ってますか?

2018年1月20日(土)20時0分 Jタウンネット

岩手県の県庁所在地、盛岡市。南部鉄器や漆器、地酒といったもののほか、「武士道」で知られる新渡戸稲造や、代表作「悲しき玩具」「一握の砂」で有名な詩人・石川啄木などを思い浮かべる人も多いだろう。


食でいえば、盛岡冷麺やわんこそばも有名だが、盛岡には「三大麺」があることで知られる。残りのもう一つはご存じだろうか。


じゃじゃ麺です!


岩手県盛岡市の「三大麺」は、盛岡冷麺・わんこそば・じゃじゃ麺の3つだ。


まず、だれもが知る盛岡冷麺。その歴史は戦後にさかのぼり、1954年に朝鮮半島出身者が、故郷の冷麺に改良を加えて作ったのが最初とされる。小麦粉と片栗粉で作るコシのある半透明の麺が特徴的で、噛み切るのも難しい食べ応えで知られる。また、キムチの辛さなどが混ざった味わいも特徴的だ。


続いて、わんこそばだ。自分のお椀に蓋をするまで延々と給仕がそばを椀にぶち込んでくることで知られる。ローカル番組としては異例の人気を誇った「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)では、わんこそばは「盛岡の機関銃」として紹介。俳優の大泉洋さんがうまく蓋をすることができず延々と食べ続け、結局105杯を食べきったという逸話もある。


もともと岩手県ではそばをふるまう風習があったといい、宴の席などで大勢の客にゆでたてのそばを提供するために少量ずつ椀に盛り付けたことがはじまりだという。平民宰相として知られる原敬元首相も、わんこそばが好物だったとされる。


そして、じゃじゃ麺も、「三大麺」の一角を担っている。


もともとは中国料理で、「白龍(パイロン)」の高階貫勝さんが屋台で売り出し始めたのがはじまりだという。麺の上に味噌が乗っており、好みに合わせてにんにくや酢、ラー油などを混ぜ合わせて食べる。食べ終わる直前に具や麺を残しておき、溶いた生卵にゆで汁などを加えて「ちーたんたん(鶏蛋湯)」というスープを作る。盛岡観光情報の公式ホームページでは、「ファンの間ではこれで仕上げるのが常識」と謳っているほどで、無駄なく汁まで楽しめる一品だ。


こうした「三大麺」を全国に広めるべく、盛岡市には「盛岡三大麺普及協議会」という団体もあり、知名度を高める活動に取り組んでいる。盛岡にお立ち寄りの際には、「三大麺」をコンプリートしてみてはいかがだろうか。

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