【インフルエンザ19-20】35都府県で増加、最多は愛知県

2020年1月21日(火)16時45分 リセマム

インフルエンザ流行レベルマップ(第2週)

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厚生労働省は2020年1月20日、2020年第2週(1月6日〜12日)のインフルエンザ発生状況を発表した。定点あたり患者報告数は18.33人で、前週の13.93人より増加した。都道府県別では、愛知県や佐賀県、宮崎県などで感染が広がっている。

 インフルエンザは、厚生労働省・感染症サーベランス事業により、全国約5,000か所の定点医療機関を受診した患者数が週ごとに把握されている。2020年第2週(1月6日〜12日)の定点あたり患者報告数は18.33人、患者報告数は9万811人。第1週(2019年12月30日〜2020年1月5日)の定点あたり13.93人、患者報告数6万4,553人より増加した。

 都道府県別の定点あたり報告数は、「愛知県」26.12がもっとも多く、「佐賀県」25.82、「宮崎県」24.64、「岡山県」24.01、「鹿児島県」23.72、「福岡県」23.51、「群馬県」21.66、「沖縄県」21.59、「千葉県」21.26、「福島県」21.23、「長崎県」20.99、「静岡県」20.72、「山梨県」20.61、「三重県」20.56、「愛媛県」20.49、「福井県」19.89、「秋田県」19.80、「高知県」19.77と続いている。前週と比べ、35都府県で増加し、12道県で減少した。

 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約78.5万人(95%信頼区間74.9〜82.2万人)となり、前週の推計値(約45.7万人)より増加した。年齢別別では、「0〜4歳」約9.1万人、「5〜9歳」約9.4万人、「10〜14歳」約6.0万人、「15〜19歳」約4.2万人、「20代」約7.4万人、「30代」約9.4万人、「40代」約12.4万人、「50代」約9.3万人、「60代」約6.1万人、「70代以上」約5.3万人。

 全国で警報レベルを超えている保健所地域は、43都道府県の138か所、注意報レベルを超えている保健所地域は46都道府県の350か所にのぼる。基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,651例あり、前週の1,404例から増加した。

 国内のインフルエンザウイルスの検出状況を直近の5週間(2019年第50週〜2020年第2週)でみると、「AH1pdm09」が95%を占め、「B型」3%「AH3亜型」2%であった。

 全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校の休業施設数は、休校が5施設、学年閉鎖が22施設、学級閉鎖が71施設だった。

リセマム

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