日大ラグビー部員が大麻取締法で逮捕 いまさら低年齢化で騒ぐマスコミの認識不足 ラガーマンは全員爽やかではない|久田将義

1月21日(火)17時3分 TABLO

アメフトに続きラグビーまで

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ラグビーブームに水を差す、という意味ではやってくれました。日本大学ラグビー部員が大麻取締法で逮捕されたという事件。ワールドカップで「ラガーマンは強く、男らしく、爽やか」というイメージを覆した、という人もいます。

が、そうでしょうか。既に、ワールドカップ前にラグビーの名門トヨタ自動車の選手がワールドカップ前の昨年4月、タクシーにコカインを置き忘れてしまったという事で逮捕されています。

トヨタは名門チーム。「これこそワールドカップ前のラグビーに水を差す」行為だったのですが、その後の日本代表の活躍によって、人々の記憶からはほぼ消えました。

今回の日大ラグビー部員の大麻事件ですが、渋谷の路上で取り締まられたと言う事。職質か、密告かどちらかと思われます。

「大麻の低年齢化」を嘆く有識者がワイドショーで目立ちますが、そもそも大麻の低年齢化は1980年代半ばのバブル後期から始まっています。今さら感が否めません。

因みに僕は東京都内の私立明大中野中学・明大中野高校ラグビー部を中学ラグビーを含めて約5年間やってきました。花園には3回出場し、同級生や後輩からは高校日本代表や日本代表候補を出したチームでした。僕の代は東京都決勝戦で負けました。その明大中野はチーマーと暴走族と体育会が混然とした、典型的な東京の私立校でした。

バリバリの不良少年でなくても、ディスコ(クラブ)でラップが流行り始めた頃から、チーマーやチーム周辺では自宅で栽培をしていた少年もいたほどでした。

因みにその前の時代は、不良少年はシンナーだったと元暴走族の少年達に取材すると返答してきたのを覚えています。

シンナーから大麻。大麻からは危険ドラッグ。あるいはコカイン、果ては覚醒剤というルートは取材した限りでは、「有り」ます。ゲートドラッグです。

話がそれますが、それを否定する某文化人もいましたが、その人は高校時代ディスコもクラブも行った事がなく、大人になってから行き始めた人で「認識が甘いなあ」と思ったものでした。往々にして文化人はデビューが遅く、若者文化を語る時、ズレがちです。

閑話休題。そもそも、ラガーマンは全員が全員、爽やかでもありません。一人の少年であったり人間です。が、日本で法律により禁止されている限りでは、大麻であれ、コカインであれ「やった奴が悪い」という事にはなります。

当該の日大ラグビー部員は残念ながら(残念と言う意味はまだ20代前半なのにという意味)将来もずっと仲間から忌み続けられる事でしょう。同窓会にも顔を出す事は出来ないでしょう。

僕がラグビー部だったとして、そいつの為に無期限活動停止となったら許せないでしょう。大麻なんかやっている場合ではないほど、ラグビーの練習は過酷です。僕はラグビー選手としては芽が出なかった訳ですが、それでも試合中、タックルでアゴの骨を折って、そのまま一時間、試合に出続けました。脳しんとうも何回かあります。

過酷な練習やシゴキ(当時はありました)に耐えたのは仲間の為でもありました。僕が練習で脱落したら、さらにきつい練習が待っているからです。仲間に迷惑をかけてしまいます。それは自分の中では許されません。

そもそも、こういう異常な状況に耐えられたのは、花園(野球で言う甲子園)に出場する為です。その努力を台無しにされたとしたら自分がどんなに怒るか、想像もつきません。

日大ラグビー部はリーグ戦で一位を狙える位置にありました。トヨタや日大のように一流のラグビー部でも大麻・コカインはやってしまいます。大麻の低年齢化は、今さらではないのは上記に書いた通りです。一回、ラグビー協会は全員の検査をする事を勧めます。「やっている人間がいた」という結果が出る可能性はゼロではないと思います。(文◎久田将義)

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