意識高い系社長の挨拶文 カタカナ英語が多すぎて何を言っているかわからないと話題に
2016年1月22日(金)16時41分 BIGLOBEニュース編集部
日本語でありながら、カタカナ英語を多用しすぎて意味がわからない挨拶文がTwitterで話題になっている。
この挨拶文は、ウェブ制作会社LIG代表・ 岩上貴洋氏の代表あいさつとしてホームページに掲載されているもの。3章、643文字からなる文章の中にはカタカナが239文字と、実に3割以上を占めている。その上、「パラダイムシフトにより様々なキャズムが取り払われ、各社のコアコンピタンスがコモディティ化」などと、一見賢そうに見えるがわかりにくいカタカナ英語で構成されている。
ネットでは、「ルー大柴かよ」「日本人同士なのに言葉が通じない恐怖を味わった」「さっぱり理解出来ないワードだらけ…」「読めない…(私がバカだからかな?) 」「意識高い系語とかいう新種の言語」などと混乱する人が多数。みんながわかる日本語に翻訳する人まで現れた。
カタカナ英語が多すぎるこの挨拶文、“ソーシャル・ネットワーキングのカリスマ”と称している岩上氏だけに、注目を集めるために仕組んだパフォーマンスの可能性が高い。
■岩上氏の挨拶文
<真のエクセレント・カンパニーを目指して>
今、IT業界は革命の時代に突入しています。
2000年初頭に起こったパラダイムシフトにより様々なキャズムが取り払われ、各社のコアコンピタンスがコモディティ化された結果、先の見えない不況が我々の眼前に覆いかぶさってきています。LIGは自社の強みでもあるファクトベースにおけるブルーオーシャン戦略、いわゆるボトルネックを排除したベネフィット創出事業にフルコミットする事で、安定的な成長を続けています。
<ソーシャル・ネットワーキングのカリスマ>
今では誰もがSNSを利用しています。
我々のアセットでもあるナレッジ化されたコンテンツ・マーケティング戦略は、更にドライブさせる事で世の中に多様なインパクトを与えられると信じています。さらに社員ひとりひとりがポリバレントプレーヤーとして活躍する事により確立されたリスクヘッジメソッドは、他業種とのアライアンスを積極的に結ぶ事で効率化を図り、いずれ社会におけるデファクトスタンダードとなっていくと確信しています。
<これが我々のリアルです>
LIGにおけるリアルとは?
それは限りなくフリーダムでアジャイル、そしてイノベーティブなものだと考えています。シュリンクされたバジェットをどのようなスキームで獲得していくのか、そのオポチュニティマネージメントこそが鍵です。挑戦を続ける事によりPDCAを回し、常にイニシアチブを取りながらインタラクティブに物事を考え、オーソライズしていく。LIGのリアルとはそういった想いの先にあるものなのです。ジャストアイデアですが。