『MOTHER』が大賞、森山未來『アンダードッグ』が最多4冠!「毎日映画コンクール」受賞結果発表

2021年1月22日(金)5時0分 シネマカフェ

『MOTHER マザー』(C)2020「MOTHER」製作委員会「第75回毎日映画コンクール」

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「第75回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定。大森立嗣監督の『MOTHER マザー』が日本映画大賞に輝いた。

2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)が対象となっている今回。昨年発表された「日本映画大賞・日本映画優秀賞」の候補作には、『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻 劇場版』『MOTHER マザー』がノミネートされていたが、日本映画大賞は『MOTHER マザー』、日本映画優秀賞は『アンダードッグ』が受賞する結果に。

さらに『アンダードッグ』は、森山未來が男優主演賞を受賞したほか、撮影賞、録音賞と合わせて最多の4冠を獲得した。


また女優主演賞は、『喜劇 愛妻物語』の水川あさみ。『朝が来る』は、蒔田彩珠が女優助演賞、河瀬直美が監督賞と2冠を獲得。新人賞は『許された子どもたち』の上村侑と『37セカンズ』の佳山明に、アニメーション映画賞は『魔女見習いをさがして』、田中絹代賞は梶芽衣子に贈られる。


なお、女優・男優主演賞を含む最多10ノミネートとなっていた黒沢清監督の『スパイの妻 劇場版』は、惜しくも受賞を逃した。

「第75回毎日映画コンクール」受賞結果一覧
日本映画大賞 『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)
日本映画優秀賞 『アンダードッグ』(武正晴監督)

外国映画ベストワン賞 『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)

男優主演賞 森山未來『アンダードッグ』
女優主演賞 水川あさみ『喜劇 愛妻物語』
男優助演賞 宇野祥平『罪の声』
女優助演賞 蒔田彩珠『朝が来る』
スポニチグランプリ新人賞(男性) 上村侑『許された子どもたち』
スポニチグランプリ新人賞(女性) 佳山明『37セカンズ』

監督賞 河瀬直美『朝が来る』
脚本賞 丸山昇一『一度も撃ってません』
撮影賞 西村博光『アンダードッグ』
美術賞 磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』
音楽賞 渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』
録音賞 藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』

アニメーション映画賞『魔女見習いをさがして』
大藤信郎賞『音楽』
ドキュメンタリー映画賞『れいわ一揆』
TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門『ミッドナイトスワン』
TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門『TENET テネット』

田中絹代賞 梶芽衣子
特別賞 大林恭子(映画プロデューサー)

第75回毎日映画コンクール表彰式は2月17日(水)めぐろパーシモンホールにて開催予定。

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