竹に囲まれた客室露天風呂が幻想的 武雄温泉「御宿 竹林亭」探訪レポート|岡村いずみ

2019年1月25日(金)11時0分 BIGLOBEニュース編集部

みんなで選ぶ温泉大賞


御宿 竹林亭


東京ドーム10個分の庭園に、お部屋はたったの11室。そんな贅沢すぎる、佐賀県武雄温泉にある「御宿 竹林亭」さんに、わたくし岡村いずみが「温泉大賞アンバサダー」としてお邪魔してきました。
東京から福岡空港に降り立ち、博多から特急列車を利用。片道3時間ちょっとと、思ったよりもすぐに到着してびっくり!
送迎の車を降りると、竹林亭の名前にちなんだ竹柄ののれんがお出迎えしてくれました。
雨でもないのに玄関が濡れていて、不思議に思って聞いてみると「神様をお迎えするために、柄杓で水を撒いているんです」とのこと。なんだかすごそうだぞ、このお宿…!!


今回1泊2日の滞在でしたが、帰る頃には「それぞれのシーズンで、1週間ずつ泊まりに来たい。できれば住みたい。帰りたくない!!!」と駄駄を捏ねる程に素晴らしい体験をさせていただきました。はあ…戻りたい…!!
本記事では、そんな竹林亭さんで私が感動した4つのポイント(本当はもっとたくさんあるけれど…!)をご紹介していきたいと思います。


1.創業者のこだわりが詰まった贅沢な和モダン空間

まず、なんといっても「お部屋」。平成2年に造られた和モダンな11室のお部屋は、それぞれ違った趣でしつらえられています。


御宿 竹林亭
こちらは「佳松」というお部屋の寝室。高い天井にむきだしになった梁と、壁にほどこされた竹が印象的です。白い壁部分には、佐賀市の伝統工芸である「名尾和紙」を使っているのだそう。
メインのお部屋は曇りひとつない大きな窓に囲まれ、ものすごい開放感。室内にいながらも、お庭の美しい自然を楽しみながら贅沢にくつろぐことができます。また、ちょっと外に出たいなーと思ったらベランダから直接広大なお庭に出られるようになっている…という素敵な計らいも。
そして、お部屋は全室に専用のお風呂が…!こちらについては、後ほど詳しくご紹介しますね。


御宿 竹林亭
お部屋から出て大浴場へ向かう途中、素晴らしく居心地の良い場所を発見。池を眺めながら、無料で美味しい水出しコーヒーや梅酒、ビールが楽しめる休憩処になっていました。
さらに冬季限定で、お餅をあぶってあられを作ることができる楽しいアクティビティも!夕食前だったのに、ばっちり楽しんでしまいました…!
飲み物の種類の豊富さはもちろん、この休憩処で感動したのは「床」。なんと一面に、ツルッツルの竹が敷き詰められていました。ここだけではなく、お宿には随所に美しい竹や木材が使われているのが印象的。お話を伺うと、創業者である先代が材木商をされていたとのこと。なるほど、納得です…!


2.使っているのは地元のものばかり!こだわりぬかれた懐石料理

旅で欠かせない要素の1つ、「ご飯」。旅行先を決める際の最重要事項、といっても過言ではありませんよね!竹林亭さんでは、ご飯は全てお部屋食。季節とお部屋によっては、オプションで外の月見台(ベランダ部分)で「竹あかりディナー」が楽しめるのだそうです。


御宿 竹林亭
この日の夕食は自家製の10年ものの梅酒からはじまり、玄界灘産の新鮮な伊勢海老・鯛・平政のお造り、カレイと帆立の焼物、寒鯖棒寿司、A5ランクの佐賀牛ヒレ肉ステーキ、などなど…。目でも舌でも楽しい献立に、終始大興奮です!
お魚やお肉、お塩にいたるまで、ほぼ全て九州産のものを使用しているという徹底ぶりにも感動。特に私、昔から鯖棒寿司には目が無いのですが…はじめて鯖棒寿司で鳥肌が立ちました!鮮度バツグンの寒鯖と、計算されつくされたシャリの量。添えられた生姜の甘酢漬けの風味もプラスされ、完璧としか言いようがないハーモニーを生み出していました…感服です。泣きました(本当に)。。。
お料理の美味しさはもちろん、使われている器も素敵。見たことのないようなポップな柄が施されたこの器たちは、聞くと江戸時代にこの地域で焼かれた「古伊万里焼」。骨董品として、とんでもなく価値のあるお品です…!!
随所におもてなしの心を感じる、お腹も心もあたたまる素敵なお夕食でした。


3.プライベート感満載の、自然を楽しむお湯

みなさまお待ちかねの「温泉」。美人の湯とも謳われる武雄温泉のお湯は、透明度が高く、肌触りがとても柔らか。抜群の景色も相まって、いつまででも浸かっていたくなる極上のお風呂でした。


御宿 竹林亭
こちらは、今回宿泊した「梧竹」のお部屋についた露天風呂。竹やぶに囲まれ、竹が敷き詰められたベランダに堂々と鎮座しています。
お部屋にお風呂がついているって、本当に最高ですね……時間を気にせず、気の向くままに何度でも入れる贅沢。私も滞在中、3回ほど吸い寄せられてたっぷり楽しみました。


御宿 竹林亭
見てください、この幻想的なお風呂…!こちらもなんと客室露天風呂。「石楠花」というお部屋の露天風呂は、お部屋から可愛らしい小路を通って少し離れた場所に設置されています。
これ、本当に私たちだけで味わっていいの…!?と、大興奮。自然の音しかしない、プライベート感満載のお風呂を心ゆくまで楽しむことができました。(撮影のため、特別にタオルを巻いて入浴させていただいています)


4.柔らかな接客、極上のおもてなし

滞在中、何度も心に染み入ったのが「宿の皆様のおもてなしの心」。ゲストが心静かにゆったり過ごせるよう、最大限に取り計らってくださっているのがひしひしと伝わってきました。


御宿 竹林亭
夕食を運んでくださった、笑顔が素敵な仲居さん。色々と質問攻めにしてしまいましたが、嫌な顔ひとつせずなんでもお答えくださいました。


御宿 竹林亭
休憩処で、炭をくべていたこちらも笑顔が素敵な男性。物腰が本当に柔らかく、たくさんお話を聞かせてくださいました。
他にも、庭に出ると庭師のチャーミングなおじさまが笑顔で挨拶をしてくれたり、人に触れてほっこりした瞬間が多々ありました。
人のみならず、館内に用意された様々な「モノ」からもおもてなしの心を感じることができました。


御宿 竹林亭
ベランダに置かれたサンダルさえもがお洒落だったり、年をまたいだばかりなのに茶器にかけられた手ぬぐいが亥柄だったり。お部屋着も、浴衣の他に寝やすい作務衣も用意されているという心憎さ。(そしてお風呂セットが入っているカゴすら竹細工…!かわいい…) アメニティが普段見慣れた安心感のあるブランドの物だったことも、女性としては嬉しいポイントでした。
それ以外にも、欲しいところに必ず電源が用意されていたり(電源が遠くて寝ている間に充電できないこと、よくありませんか?)、廊下から見える雨樋が竹で覆われていたり、非常灯にすだれがかけられていたり…(もちろん、危なくないように明かりは見える状態になっていました)。
こんな所にまで気を配るの!?と驚くと共に、その徹底したおもてなしの心に感動しっぱなしでした。


御宿 竹林亭
季節ごとに表情を変える見事なお庭やこだわりの朝食、大浴場も素晴らしかったし…と、もっともっとご紹介したい素敵なポイントがあるのですが、この辺りで締めさせてもらいます…!
こちらから載せきれなかった素敵な写真をご覧いただけるので、ぜひ覗いてみてください。
新年早々に素晴らしい体験ができて、今年も1年頑張れそうです。また季節を変えて、温かい人に、美しい自然に触れに行きたいと思います。


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私も今回お邪魔したお宿に投票させていただきました。皆さんもぜひ、お気に入りのお宿に投票してくださいね!
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御宿 竹林亭
岡村いずみ
1989年12月25日、神奈川県出身。大学卒業後、女優活動を本格化。ドラマ『きみはペット』(フジテレビ)、『バイバイ、ブラックバード』(WOWOW)、映画『ビジランテ』(入江悠監督)。日活ロマンポルノリブートプロジェクト『ジムノペディに乱れる』(行定勲監督)では、第59回ブルーリボン賞新人賞を受賞。2019年公開予定『彼女は夢で踊る』(主演・加藤雅也)ではヒロインを演じる。


写真:Mari Hagiwara


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