「池の鯉は三月までにバカンスから戻ってきます」 東京・愛宕神社の立て看板に「ためいき」出る人続出中
2024年1月24日(水)8時0分 Jタウンネット
「出世の石段」と呼ばれる非常に急な石段で有名な、愛宕神社(東京都港区)。この神社の境内にある看板が、SNS上で注目を浴びている。
「池の鯉は三月までにバカンスから戻って来ます」——看板には、そう書かれている。
2024年1月12日、X上に写真を投稿したユーザーゆうたろう(@yuutarou1975)さんは、投稿にこんな呟きを添えていた。
「愛宕神社の鯉はバカンスに行ってるらしい。おそらく『恋のバカンス』にかけてるのだろうけど、気づいたのは30分後だった」
「恋のバカンス」とは、昭和の伝説的なスター、ザ・ピーナッツが1963年にリリースした大ヒット曲。「ため息の出るような あなたのくちづけに」という歌い出しを聞けば、若い人でも「ああ、あの歌ね!」と思うかもしれない。とはいえ、ちょっと古すぎない? いま、2024年だし......。
ゆうたろうさんの投稿には1万件以上のリポスト、5万4000件以上のいいね(17日昼時点)が集まるなど話題に。こんな感想もリプライするユーザーもいた。
「恋のバカンスとかけてるのわかるのはかなり年配ですよね ため息出るわ...」
「せっかく行ったのにいないと、ため息が出ちゃいますね」
「溜池とためいきはちょっと考えすぎかな?」
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Jタウンネット記者は16日、「鯉のバカンス」について愛宕神社を取材。権禰宜の松岡里枝さんが看板の意味を次のように説明した。
「令和5年からの境内整備工事に伴い、池の改修のために鯉を長期間移動することになったわけですが、移動のストレスを癒し、ゆったりのんびり過ごし色艶よく元気に戻って来ることを願い、『バカンス』と表現した次第です」
そして、「恋のバカンス」にかけているのかも合わせて聞いたが......松岡さんは、フフッと笑って明言を避けた。