【漫画】地震や台風、自然災害のニュースをよく耳にする昨今。「いざという時のために備えなきゃ!」と思っていたけれど<登山>が趣味の私の場合…
2025年1月25日(土)12時30分 婦人公論.jp
(以下全てイラスト:たまご)
『レジャー白書2022』によれば、登山の参加人口は440万人(21年度)。一時のブームから落ち着きを見せたとは言え、今もたいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「災害に備える」です。
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知らぬ間に、災害時に役立つ道具を持っていた
地震や台風など、自然災害のニュースを耳にする機会が増えています。
【1】自然災害のニュースをよく耳にする昨今
「いざという時のために備えなきゃ!」と思っている方も多いはず。
ですが、「今度の週末に買いに行こう」「月末に」「余裕が出来たら」と気づけばどんどん先延ばしに…。
しかし私の場合、知らぬ間に、すでに災害時に役立つ道具をかなり持っていたんです。
それが登山道具。
災害時に役立つものばかり
特に私はテントを携えての登山もするのですが、テント泊登山は「衣・食・住すべてを担ぐ」と言われるほどの装備を要することになります。
【2】災害への備えは…
たとえばザックの中には、雨天や寒冷な気候に強い登山の装備以外にカイロ、ダウン、マット、寝袋などが入っています。
また夜の山中は本当に真っ暗なので、ヘッドライトも欠かせません。他にも常備薬や応急手当セット、予備の電池、スマホのバッテリーなどをザックに入れていますが、いずれも災害時に役立つものばかり。
さらに山で遭難した際に備えてホイッスルも。これは災害時の救助要請にも役立つことでよく知られていますよね。
また、登山するたびに携帯トイレを持っていく習慣がついたことで、家には常にストックするようになりました。
「テント泊装備一式」を用意できたなら…
つまり、万が一避難が必要になった時などでも「テント泊装備一式」を用意できたなら、恐らくかなり役に立つはず。
実際、内閣府のHPなどに掲載された防災グッズのリストと、私の登山グッズのリストを照らし合わせてみると、「この道具は災害時にも使える!」と多くのものが共通していることが分かりました。
【3】防災と登山に必要な道具はほぼ一緒!
ただし、お薬手帳や家族の必需品などの類は登山道具に入れていないものなので、意識して忘れないようにしないと。
水の備蓄も重要です。私は登山のときに2.5Lしか持ち歩きませんが、防災時には「1人1日3L×3日分の備え」というのが一般的な考え方のようです。しっかり常備しておかねば。
役立つのはモノだけではないかも
いざという時に役立つのはモノだけではないかもしれません。
たとえば、私は日頃から登山のトレーニングとしてジョギングやウォーキングをしています。それで体力が養われることはもちろんのこと、いざという時の避難経路をイメージしながら街を走ったりすることも。それによって、マンネリになりがちなトレーニングにも新たな発見が加わります。
なお、現在現役で使っている登山道具は普段、ザックから出して管理・保管しているため、使っていたザックと登山道具を活用した<防災ザック>を別途用意するようにしています。
これによって愛着ある道具を捨てずに再利用できるし、使い慣れた道具なので一石二鳥!
ともあれ、登山で身につけた知識に加えて、道具も活用すれば、災害時にきっと役立つはず。しかも「防災グッズにもなる!」という理由ができれば、それを言い訳に、欲しい登山道具を見つけた際には堂々と買えるようにもなりそうです。
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