小中一貫教育、文科省が事例集を作成・公表

2018年1月25日(木)12時15分 リセマム

小中一貫した教育課程の編成・実施に関する事例集(福部未来学園)

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文部科学省は平成30年1月23日、「小中一貫した教育課程の編成・実施に関する事例集」を作成した。東京都の義務教育学校「品川区立品川学園」など、全国11の小中一貫教育の事例を取り上げ、特色ある実践内容を詳しく紹介している。Webサイトからも閲覧できる。

 現在、全国でさまざまな小中一貫教育が展開されていることから、一層の充実が図られ、新たな取組みの参考になるようにと、全国各地の特色ある公立学校の取組みについて、概要や工夫を事例集にまとめた。

 平成28年12月作成の「小中一貫した教育課程の編成・実施に関する手引」の内容に即して具体的な事例を選出。各事例2ページにわたり「学校・市町村概要」「導入経緯」「小中一貫教育の取組概要」「取組の工夫」「これまでの成果と課題、今後の取組」を記載している。

 このうち、鳥取県の併設型小学校・中学校「福部未来学園」は、幼稚園を加えた幼小中10年間の一貫教育について掲載。幼〜小2の「初等ブロック」、小3〜小5の「中等ブロック」、小6〜中3の「高等ブロック」という学年段階の柔軟な区切りの設定や実践例を紹介している。

 千葉県の義務教育学校「市川市立塩浜学園」は、教育課程の特例を利用して新たに設定した教科「塩浜ふるさと防災科」について取組みや成果を紹介。東京都の義務教育学校「品川区立品川学園」は、小学校高学年で導入している教科担任制の取組みについて具体的に盛り込んでいる。

 「小中一貫した教育課程の編成・実施に関する事例集」は、文部科学省のWebサイトよりPDF形式で公開。自治体や学校などが、小中一貫教育に取り組む際の参考として活用することができる。

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