にんにく×タマネギが「蛍光色」に! まさかのケミカル変身、いったいなぜ?
2019年1月26日(土)11時0分 Jタウンネット
フライパンで炒めていたオニオンソースが、なぜ蛍光色に——。こんなツイートが、2019年1月22日に投稿され、話題になっている。
投稿によれば、具材は玉ねぎ1個、にんにく1.5片、しょうが10グラム。これらをすりつぶしてペースト状にして炒めたら、以下の写真のような状況になったという。
写真では真っ青に見えるが、投稿によるとアイスの「エルコーン」のような蛍光グリーンになったそう。まさかの事態に「なんだこれ怖い......化学反応なの?」と、驚きを隠せない様子だ。
「ねるねるねるねみたい」
さらに投稿者は、蛍光グリーンのペーストに、醤油と酒、みりん、砂糖の調味料を加えて炒めたそう。すると、今度は......。
いったいなぜ、こういったケミカルな変化を見せたのだろうか。その理由について、にんにくの名産地・青森の県産業技術センター 農産物加工研究所が過去に分析。その結果を、公式サイト上で公表している。
それによると、緑色に変色する原因は、にんにく中のアミノ酸・アリインが、たまねぎ中のアミノ酸・イソアリインが反応すること。これらの成分が共存した状態で、すりつぶすなどの調理で細胞を傷けると、酵素の作用によって変色するそうだ。
色はショッキングだが、安全性については問題ないよう。上記の資料でも、「にんにくとたまねぎを混合して作るケチャップ、ソースなどの調味料と同等と推定される」としている。
ツイッターには、「すごい!!これ応用すれば青系ご飯いっぱい作れますね!!!参考になります」「ねるねるねるねみたい」といった反応が寄せられている。1度くらい挑戦してみてもいいかも。