「セックスはしたくない」と思う女性たちの心理

1月27日(月)22時25分 All About

恋愛相談で意外に多いのが、「セックスが嫌い」「できればしたくない」「やっぱりしないとダメですよね?」という声。何が引っ掛かっているのか、どうすればいいのか、一緒に考えていきたいと思います。

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意外に多い「私、セックス苦手なんですよね」という大人女子の声。交際経験があり、セックスの経験があっても、「できればセックスしたくない」という人が意外に多いのだ。

こんなセックス記事を書く筆者も、実は、高校時代、キスが気持ち悪かった。「唇を重ねるだけではダメなのか」「なぜ、わざわざ舌を入れるのか」「手を繋ぐだけじゃダメなの?」と思っていた。最終的に、舌を入れるキスが嫌で別れたことも。

性的なふれあいに抵抗が無い人もいれば、気持ち悪いと感じる人もいる。その原因や、克服する方法を、一緒に考えていきたい。なお、性的なトラウマのある方は、決して無理をしなくていいと思う。トラウマは思い当たらないものの苦手意識がある、という人に参考になればと思う。

セックス=汚らわしいこと?

まず、セックスのことを「汚らわしい」などと考えていないだろうか? もしそうなら、その考えは、どこから来るのだろう。

著者の場合、親の「ビリーフ(固定観念)」が原因だった。そう伝えたかった親の気持ちが、今、思春期の娘を持つ身としては、わからなくはない。「悪いイメージ」「罪悪感」を植え付けることで、娘の身を守りたいのだろう。もちろん母親自身が、不潔な行為と捉えているケースもある。私の母も偏見を持っていた。

心から愛する「運命の人」との出会いを経験して、今思うのは、セックスは、重要な「コミュニケーション」のひとつだということ。単に、快感を得るだけの行為ではない。心から愛する人との間においては、言葉では説明できないほどの繋がりを感じられるものだと思う。

セックスの悪いイメージが、どこから生まれてくるのか、少し考えてみてもらいたい。

セックスしたくないと思う人は素直になれない人……?

パートナーとの関係は、お互いの「感情」をどこまで受け入れ合えるか、でもある。

その感情のなかでも、最も激しいものが、「性的欲求」と「怒り」だと思う。2つとも、激しく燃える「炎」のような強力なエネルギーだ。

人間は「感情」の生き物であり、その「感情」は本来、コントロールできるものではないと私は思う。自然に奥底から沸き起こってくるエネルギーだから。どちらも、溜め込まずに小出しにしていかなければ(特に男性の場合)暴走して誰かにぶつけてしまうことになる。

そういった本能的に沸き起こる「感情」を、いかに愛情を持ってやさしくぶつけ合い、受け止め合えるか。

つまり、「性的な衝動が理解できない」という人は、「感情」に対して否定的であり、「自分の感情を素直に表現できない人」でもあるのではないかと思う。恐らく「色気が無い」と言われてしまう人にも共通することではないかと思う。

性的な欲求や快感は恥ずかしいものでも、汚らわしいものでもなく、とても自然なこと。もしも、自分の感情と向き合うことができれば、自分の奥底に眠る性的な欲望にも気づけるのかもしれない。

そのために、セラピーなどサポートを求めてもいいと思う。その閉ざした扉を開けてくれるのが、「運命の人」なら最高に幸せなのだろうけど、まず、心の扉を開けたほうが、魅力的な異性に出会いやすくなるともいえると思う。

相手との境界線を越えるコミュニケーション

キスにしても、セックスにしても、互いの境界線である「皮膚」を越えなければいけない。

アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、人と人が相対するときの距離感(エリア)を示すパーソナル・スペースを、4つに分類している。

・密接距離(INTIMATE SPACE)0〜45cm
・個体距離(PERSONAL SPACE)45〜120cm
・社会距離(SOCIAL SPACE)120〜350cm
・公共距離(PUBLIC SPACE)350cm以上

満員電車がなぜ不快なのか、などという話で聞いたことのある人もいると思う。この「密接距離」は、親族や恋人だけ許せる範囲。でも、男女の仲になる、ということは「密接距離」よりも、さらに深く関わるということ。親よりも深く関わるということでもある。

肉体面だけではなく、精神面でもリンクしているといえると思う。「自分」という枠組みの境界を越えて、互いに影響し合うことになる。

自分の体内に、相手の一部を「受け入れる側」である女性にとっては、実は、セックスは「体内の変化」を要する行為であり、とても勇気の要ること。つまり、境界線を越えてまで「ひとつになりたい」と思えるほど、相手のことを「好き」かどうか、ということが大きく影響するのではないだろうか。

だからこそ、恋人には「女の勇気と覚悟」を、少しでもわかろうとして、こちらの身体をいたわりつつ、やさしく愛して欲しいと、女子は思うのだ。たぶん。

さらに、男性よりも女性のほうが「感じるカラダ」になるためには、時間がかかるということがネックになっていると思う。
(文:藤嶋 ひじり(恋愛ガイド))

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