子どもに口うるさく言ってしまうのはなぜ? 心の傾向と対処法

1月28日(火)21時0分 ココカラネクスト

[記事提供:一悟術|自分を縛りつけているものから解放され、思い描いた人生を生きる道(https://www.ichigojyutsu.com/)]

 気づくと子どもに口うるさく言ってしまう、なんてことはないですか?

「勉強しなさい」

「早く片付けて!」

「あなたはなんでいつもそんななの?」

「だから言ったじゃない!」

「誰のために言ってると思ってるの?もう、イライラさせないで!」

口うるさく言うことが、子どものやる気をそぐことはわかってる。

言えば言うほど子どもがどんどん心を閉じていくのもわかる。

だからできるだけ言わないように我慢する。

でもふとしたタイミングで咳を切ったように小言をぐちぐちと言い続けてしまう。

子どもの顔がどんどん暗くなり、時には言い合いになり、エスカレートする。

あー、またやってしまった・・・。

なんでこんなに私って口うるさく言ってしまうんだろう?

そんなあなたへ、口うるさく言ってしまう心理を探りながら、口うるさく言うことへの対処法を提案したいと思います。

なぜ子どもに口うるさく言ってしまうのか。


最初に、子どもに口うるさく言ってしまう理由を探ってみましょう。

子どもに口うるさく言ってしまう時はどんな時でしょうか。

下記の二つの場面がほとんどのように思います。

やって欲しいことをやっていない、もしくはやろうとしていない時

やって欲しくないことをやっている、もしくはやろうとしている時

ではどうして子どもにこうして欲しいとか、して欲しくないという想いを抱くのでしょうか。

子どもにこうして欲しい、して欲しくないという想いを抱くとき、その裏には「このままの子どもだときっと悪いことが起きるに違いない」、というようなネガティブな想像があります。

例えば、勉強をしてほしいのに、しないでだらだらしている子どもがいます。

勉強しろ!と口うるさくなるときは、以下のようなネガティブな想像が湧いてくるときではないでしょうか。

(このまま勉強をしなかったら、落ちこぼれて、受験が失敗し、就職できずに不幸になる。)

(このままだらだら癖がついてしまったら、ろくな大人になれない。)

(帰ったらすぐ勉強するというルールなのに、今からルールを守れないなんて社会人になったらすごい苦労するに違いない。)

もちろん、ポジティブな想像から、子どもにこうして欲しいとか、して欲しくない想いを抱くときもあると思います。

例えば(勉強して成績がよくなったら、学校の選択肢が増えて、やりたいことができる可能性が広がる)

でもポジティブな想像から子どもへの欲求が生じるときは、口うるさく、何度も言うことはないでしょう。

それはなぜでしょうか。

口うるさく言う裏の感情は

ネガティブな想像が働くとき、感情も一緒に揺れることがほとんどでしょう。

想像が湧き出す最初は、(こんなことが現実になったらどうしよう・・・。嫌だ。)という想いとともに、不安や怖れの感情が揺れることが多いと思います。

不安や怖れなどのネガティブな感情を感じることは心地悪いので、目の前の子どもをなんとかしようと、何度も口うるさく言ってしまうのです。

そしてそのうち、自分を心地悪くする不安や怖れを感じさせ続ける子どもに対し、怒りの感情が湧いてきます。

何度言っても言うことを聞こうとしない子どもなら、余計に怒りの感情が強く出てくるでしょう。

言うことを聞かない子どもに、自分が否定されているように感じるからです。

すると、口うるささは増し、怒りのエネルギーで声を荒げてしまったり、子どもを傷つけるような言い方をしてしまったりします。

子どもに否定されたように、自分も子どもを否定して傷つけてやりたい、という気持ちが大きくなるのです。

ポジティブな想像が湧いてくるときは、楽しさや嬉しさなど、ポジティブな感情が出てくるでしょう。

発する声も自然と明るく、楽しそうになります。

すると、不思議なことに、子どもは自然と言うことをきいたりします。

ほら、楽しそうな人のやってることなら、自然とやりたくなったりしませんか?

そんな感じです。

なので口うるさく言う頻度は少なくなるでしょう。

また、子どもが言うことをきかなくても、楽しいので、気になりません。

(やりたいときにやればいっか)と流せます。

だから口うるさくならないのです。

口うるさく言う人の傾向

口うるさくなる人は、子どもに対しネガティブな想像をしやすい傾向にあります。

これをしなかったら(もしくはしたら)→ 子どもの将来は大変なことになる、ろくな大人になれない、恥ずかしい思いをする、病気になる、悪いことに巻き込まれる、などなど

そして、口うるさく、声を荒げてしまったり、ケンカ腰になってしまう人は、自分が否定されたように感じやすい、自己否定感が強い人と言えそうです。

なぜネガティブな想像をするようになってしまったのか

ではなぜ子どもの未来に対してネガティブな想像をしやすくなってしまったのか、考えてみましょう。

幼い子どもの頃は、未来の自分に対してそんなネガティブな想像はすることはなかったでしょう。

なぜなら若ければ若いほど、自分の今の行動がどうこの先につながるのかを理解するような脳の部位が未発達からです。

どうしてネガティブな想像をするようになってしまったかというと、周りの大人、特に親から言われてきたこと、はっきりとは言われなくても暗に匂わされてきたことから大きな影響を受けたからです。

「勉強しないと将来苦労するよ」

「忘れ物すると恥ずかしいよ」

「時間にルーズだと嫌われる」

などなど

そして親や周りの大人が押し付けた未来のネガティブな想像を真に受け、無意識に「そうなってはいけない」、と一生懸命頑張ってきたのです。

(頑張ってきたことと、実際成果が出たかどうかは関係ありません。)

あなたが今、子どもに口うるさく言ってしまうことは、自分の親や周りの大人から言われてきたことと関係がある可能性があります。

子育ては自分の子ども時代と無意識につながることが多いからです。

意識を向けてみるのも面白いかもしれません。

口うるさく言ってしまうことへの対処法

さて、では口うるさく言ってしまうことへの対処法をお伝えします。

一般的によくとりがちな対処法としては、言わないように我慢する、というのがあります。

しかしこれはたまった小言が爆発する可能性が非常に高くおススメできません。

口うるさく言うことへの対処法はWebで検索すると色々な記事が見つかりますが、ここではあまりどこにも書かれていないような対処法をお伝えしましょう。

対処法① どんなネガティブな想像をしているのか書き出す

子どもに口うるさく言ってしまうことは何があるでしょうか。

そして、なぜそれを口うるさく言ってしまうのか、その裏にあるネガティブな想像は何か、考えてみましょう。

出てくるがままに書き出してみてください。

対処法② ネガティブな想像を認めた上で、口うるさく言うと決める

口うるさく言うことを我慢しても長続きしません。

なら、いっそのこと、口うるさく言うと決めて、思い切り口うるさく言ってみましょう!

口うるさく言う前に、口うるさく言いたくなる裏にある、①で書き出したネガティブな想像を思い出してください。

そして「このネガティブな想像が現実になるのを避けたいから、私は口うるさく言う!」と決めてから言いましょう。

対処法①②の効果とは

口うるさく言うことに悩んでいる人は、口うるさく言うことをダメなこと・やってはいけないこととしています。

でも、皮肉なことにダメと思えば思うだけ、だらだらと続いてしまうのです。

太るからお菓子を食べちゃダメ、と思えば思うほど、ついつまんでしまって止まらないのと同じ現象です。

なので、口うるさく言う、と決めて言う。

これは実は自分を肯定していることにもつながります。

すると、だらだらと続いてしまうことが減り、言うだけ言って終われることが増えていくのです。

また、今までぼんやりと心に抱いていたネガティブな想像をはっきりとさせることで、改めて自分のネガティブな想像について疑いを持つことができます。

本当に、今この子が勉強しなかったら、落ちこぼれ人生を送るんだろうか?

この子は本当にそんな子だろうか?

いや、勉強ができてもできなくても、結構たくましく生きる子だよね、この子は。

口うるさく言うのが止められない時は、ネガティブな想像は「もうそうなるしか道はない」くらい現実に近いものでした。

しかしネガティブな想像に疑いが持てるようになると、目の前の子どもと自分の想像を客観的に比べることができるようになるのです。

以下の記事には子どもへのネガティブな想像や不安から抜け出すコツが書いてありますので参考にしてください。

目の前の子どもを見よう

子どもに対してネガティブな想像を働かせれば働かせるだけ、子どもはネガティブな人生を送りやすくなります。

願えば叶う、の逆バージョンです。

またネガティブな想像から口うるさく言っても、子どもは素直に言うことを聞かない可能性が高いです。

勝手にネガティブな想像をされていることに勘づき、無意識に反発心が芽生えるのです。

そして自分が信頼されていないことに傷つき、自己肯定感が下がり、自己否定感を強くしていきます。

大人だって、色々失敗するんです。

決めたことをやれないことだって沢山あります。

大人だってできないのに、子どものうちからそんなにうまくやれるわけないのです。

むしろ失敗するからこそ、そこから学んで活かしていけるのです。

目の前の子どもを、失敗からも学んで、力強く生きていける人間であることを信頼しましょう。

子どもを信頼すればするだけ、子どもの自己肯定感は高まり、生きる力が増していきます。

根本解消を望んでいるなら

ネガティブな想像をして、神経をすり減らしてしまうことは、やめようと思ってもなかなかやめられないものです。

私も昔はネガティブな想像が頭の中でぐるぐるして、心配で眠れなくなることがよくあったほど、基本ネガティブな人でした。

起こってもないことをあれこれ考えても仕方がないとわかってはいるのですが、一旦ネガティブになると、ネガティブな想像と一体化してそこから離れられなくなるのです。

考えてみれば、私の母親は私が小さいころ「外に遊びに行ったら風邪を引くよ」と言って、外に出ようとする私を毎回引き留めるような、かなりのネガティブの人でした。

私はそれを無視して外に遊びに行っていたのですが、ネガティブ体質は受け継がれてしまったようです。

親からネガティブな想像とともに言われてきたこと、言われなくても暗に匂わされてきたことは、心の傷となって、深く心の中に刻まれます。

こうした心の傷をインナーチャイルドと呼びます。

ネガティブ寄りの性格を根本的に変えたいのなら、インナーチャイルドを解消することが近道です。

インナーチャイルドは心の深い部分にあり、自分で取り扱うのが難しいので、専門家に相談されることをお勧めします。

まとめ

口うるさく言ってしまうことは決して気持ちいいことではありません。

それは小さいころ、自分も口うるさく言われて嫌だったことが思い出されるからかもしれません。

ネガティブな会話で親子ともどもイライラし合うのではなく、明るい話題で笑い合える家族関係を築いていけたらいいですね。

そんなあなたらしい家族を築いていくことを私は応援します。

[記事提供:一悟術|自分を縛りつけているものから解放され、思い描いた人生を生きる道(https://www.ichigojyutsu.com/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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