【高校受験2020】都立高の推薦入試、足立工業高と新宿高で出題ミス
2020年1月28日(火)13時45分 リセマム
2020年度都立高等学校の推薦に基づく選抜は、全日制166校の募集人員9,013人に対して、応募人員は2万3,008人。最終出願倍率は2.55倍だった。検査は、1月26日および27日に集団討論・個人面接、実技検査などを実施。1月31日に合格者が発表される。
今回公表されたのは、いずれも1月26日に実施された検査問題における誤り。都立足立工業高校では、実技検査(午前9時から午前9時40分まで)の大問4で示した円柱の図について、直径を「20mm」と表記するところを「20m」と表記していたという。採点上の対応として、大問4は受検者全員に一律50点を加点する。実技検査問題は全体で350点満点、受検人員は58人だった。
都立新宿高校では、小論文検査(午前8時50分から午前9時40分まで)の大問1において、表1「令和元年度4月末租税収入および印紙収入、収入額調(しらべ)」に示した数値に誤りが2か所あったという。ひとつは「一般会計分計」の「予算額」にて、「62495000」が正しいところを「6249000」とする誤り。もうひとつは「消費税」の「昨年度4月分」にて、「△64195」が正しいところを「△61195」とする誤りだった。
採点上の対応では、「一般会計分計」の「予算額」の誤りは、大問1の問1〔い〕について、受検者全員に一律15点を加点する。「消費税」の「昨年度4月分」の誤りは、検査問題を解くうえで影響はないため、採点上の措置は行われない。小論文検査問題は全体で270点満点、受検人員は171人だった。