明大生がイチオシ! 京王線・明大駅前『中華そば きび』の絶品「こってりそば」を食べてきた

2022年1月30日(日)10時49分 食楽web


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 知らない街に行き、何か美味しいものを食べたいなというとき、皆さんはどうしますか? スマホで検索するという人が多いと思いますが、やっぱり地元の人に聞くのが一番です。

 先日、筆者が訪れたのは京王線の「明大前駅」。明治大学の和泉キャンパスがある学生街です。つまり、ここで美味しいものを食べようと思ったら、明治大学の学生さんに聞くのが一番。

 というわけで、知り合いの明治大学の政治経済学部1年生のS君(18歳)とR君(19歳)の2人にリサーチ。すると、よく食べるという街の人気のラーメン屋さん『中華そば きび』をオススメしてくれたうえ、せっかくなら一緒に行きましょう、との返答。これは渡りに船! 常連がいるのは心強いです。

 どんなタイプのラーメンか聞いてみると、「背脂がたくさん浮いてて、パッと見は“こってり”タイプなのに、スッキリした軽い味のラーメン」とのこと。こってりでスッキリ味? ちょっと謎です。とにもかくにも、某日、学生たちと明大前駅で落ち合って、『中華そば きび』に行ってみました。

背脂たっぷりなのにあっさりした極旨ラーメンとは?


明大前駅から徒歩2分で到着。学生の行列ができています

『中華そば きび』は、駅から徒歩2分の場所にありました。「あそこです」とS君が教えてくれるまでもなく、店前に行列ができていたので、ひと目でわかりました。彼らによれば、ラーメン屋さんが多い明大前駅周辺にあって、この店はいつも行列ができているとのこと。

 彼らと並んでいる間にオススメのメニューを聞いてみると、「中華そばとつけそばがありますが、僕らがいつも食べるのは “こってり中華そば”です。背脂たっぷりなんですが、これが全然くどくなくて、すっきり&さっぱり食べられるんです」とR君。


こってりは背脂チャッチャ系のよう

 店前のメニュー写真を見ると、「こってり中華そば」は、たしかに背脂がびっしり。これが本当にさっぱり食べられるのか? メニュー名すら“こってり”を名乗っているぞ…などと疑念がわきますが、百聞は一食にしかず。筆者もそれを注文することにしました。


「こってり中華そば」700円。玉子入りは800円

 登場した「こってり中華そば」は、たしかにスープの表面に白い背脂が浮いていて麺が見えないくらい。中央に「の」の字のナルトやネギ、チャーシューが鎮座し、背脂はもはやスープに描かれた美しい模様のようにも見えます。


麺は中太ちぢれ麺

 背脂をかき分けて箸で麺をすくうと、実は下のスープは透明。塩味の鶏ガラベースのスープなんですね。なるほど、これがこってりなのにスッキリの正体ですか。


下のスープは透明のすっきりした味わい

 彼らが言うように、背脂たっぷりなのに脂っぽさや臭みは微塵もありません。しかもスープの塩味と旨みのゾーンがピタッとはまっていて、コクがあり、軽くてさっぱりしています。これはすごい!

 どうやらこの背脂、ちぢれ麺にスープをよく絡ませるためのとろみ出しと、コク・甘味を出す役割を担っているようです。なのに脂っこさはなし。かなり質の高い背脂とみました。


チャーシューも絶品!

 そして、分厚いチャーシューが2切れ。チャーシュー好きの筆者は、最近よくある低温調理タイプより、こういう煮込み系が好きです。柔らかくて口中でホロホロと崩れ、脂身の食感も楽しめる、理想的なタイプです。

 そして学生たちが「辛いのが好きならぜひ」と、味変におすすめしてくれたのが卓上にある唐辛子ベースの自家製調味料。これを少しスープに入れると、一気に真っ赤に染まりました。


自家製調味料を投入した瞬間、マグマのような様相を呈し始めるスープ

 かなり辛くなりましたが、唐辛子由来の旨みが広がり、一滴も残したくないほど美味しい! 息をつく暇もなく両手で丼を持って飲み干してフィニッシュ。というわけで、明大生の2人に教えてもらった『中華そば きび』の「こってり中華そば」は、確かにこってりなのにさっぱり食べられて、かなり絶品でした。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

店名:中華そば きび

住:東京都世田谷区松原2-42-5
TEL:03-6379-4955
営:11:30〜15:00 17:00〜22:00
休:月曜

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