東海道新幹線「車内販売ワゴン」初の一般販売へ 1台10万円...まさかの発表に「買う人いるの?」「申し込んできました」の声

2024年1月31日(水)9時30分 Jタウンネット

2023年10月31日、東海道新幹線「のぞみ号」「ひかり号」全号車で、ワゴンによる車内販売が終了した。

お弁当にサンドイッチ、ホットコーヒーやシンカンセンスゴイカタイアイス、オーボンヴュータンのプティフールセック、そして、時代の先端を行く雑誌『ウェッジ』。C席の横を通り抜け、我々の元にいろんなものを運んできてくれた、あのワゴン。ぐっすり眠っている隣の人に気をつかい、見送ったこともある、あのワゴン。

もう、あのワゴンには会えないのか。悲しんでいる人も多いことだろうが......超朗報だ。

なんと、あのワゴンたちが、売りに出されているのだ!

2024年1月23日、新幹線車内サービス事業を行うJR東海リテイリング・プラス(本社:愛知県名古屋市)はプレスリリースを公開。東海道新幹線の車内で実際に使用されていた車内販売用ワゴン50台を、1台10万円で抽選販売すると発表した。

するとX上ではこんな声が。

「これ、買う人っているのかな?」
「これを買った人がどう使うのか知りたい」
「東海道新幹線ごっこしたい人には必須アイテムだな」
「ほちぃ... 使い道ないけど」
「自宅でもすごく硬いアイスが食べられるならば、、」
「新幹線カート販売申し込んできました」

困惑する人、欲しがる人、そして早速申し込む人。様々な反応が寄せられている。

だが、いったいなぜ車内販売用ワゴンを、販売することに?

Jタウンネット記者は24日、JR東海リテイリング・プラスに経緯を聞いた。

車内販売用ワゴンが販売されるのは「初」

同社によると、車内販売用ワゴンが一般に販売されるのは初めて。実現したのは、多くの人からの「声」があったからだと説明する。

「様々な企業様・個人のお客様からお声を頂戴しておりました。公平性に鑑みて、全50台限定で抽選販売を実施することといたしました」

いつもは商品を販売する側だったワゴン、最後には自分も販売されるとは夢にも思わなかっただろう......。

ところでワゴンをどう使うかについて、X上では色々な意見が飛び交っていた。販売側としてはどんな想定をしているのだろう? 記者が尋ねてみると、こう答えた。

「ワゴンとして活用する、オブジェとして飾る等が考えられますが、お買い求めくださるお客様のご希望の通りにお使いいただけたら幸いです。
安全面には配慮してお楽しみください」

個人的には、これを押しながら日本一周でもしたら面白いだろうと思うが、安全面的にはNGかもしれない......。

なお、今回販売される50台のワゴンはそれぞれ2014〜18年頃に使用開始され、23年10月31日まで使用されていたもの。

つまり、最後の最後まで現役バリバリだったヤツらだ。

ワゴンは清掃、塗装、修理・整備等は行わずに届けられるため、汚れ・破損・動作不良等がある場合も。そしてその場合も、返品・返金・交換・修理は受け付けない。

他の商品であればマイナスになりうる条件だが......今回の場合は、むしろプラスだとも考えられる。

だって、新幹線で使われていたママの状態ってことだもの。新幹線の空気をまとった超自然体な車内販売用ワゴンが自宅に。激レアである。


価格は1台10万円(送料込・税込)。1人につき2台まで1回限りの申し込みで、2024年2月5日の23時59分まで、チケット販売サービス「LivePocket-Ticket-(ライブポケット)」上で申し込みを受け付ける。

Jタウンネット

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