野生の鳥がストーカーに? 事情が気になる「つきまとい注意」看板、設置の経緯を聞いてみた

2020年2月1日(土)11時0分 Jタウンネット

「野生のヤマドリがつきまとう事例が発生しています。注意して下さい」



2020年1月中旬、そんな不思議な看板があるというツイッターユーザーの投稿が注目を集めた。


東京動物園協会が運営するウェブサイト「東京ズーネット」によると、ヤマドリとはキジの仲間で、日本固有の種だ。奥深い山で単独で暮らしているため、一般の人の目に触れることがあまりない鳥だという。


そんなヤマドリによるつきまとい。一体何が起こっているのか。


Jタウンネット編集部は21日、この看板が掲示されていた青葉の森緑地(宮城県仙台市)の管理センターを取材した。


「もうしばらく誰もヤマドリに会っていません」


管理センターの担当者によると、青葉の森緑地では2017〜18年ごろに野生のヤマドリによるつきまといが発生したという。


つきまといとは、ヤマドリの縄張りに入った人間に対する「ついてくる、おいかけてくる」という行為。攻撃してくる、ということはなく、とにかくついてくるヤマドリが居たのだそうだ。そのため、看板を設置していたが、現在はすでに撤去されているという。


「17年か18年ぐらいから、去年の12月まで設置していました」



と担当者。設置を終了した理由は、ヤマドリが現れなくなったからだという。


なぜ縄張りになったのか、そして、なぜ居なくなったのか、くわしいことはわからないと担当者は話す。


「たまたま縄張りになっていたんですけど、もうしばらく誰も(ヤマドリに)会っていません」(担当者)



縄張りを別の場所に移したのだろうか。静かに、幸せに暮らしてくれていることを願うばかりだ。

Jタウンネット

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