1都1県3市にまたがる「秋津駅」の謎を追う 今の住所に決まった理由は...「駅長室があったから」!?

2019年2月2日(土)17時0分 Jタウンネット

東京、埼玉、また東京——。ややこしい話だが、1都1県3市にまたがる駅が東京にある。東村山市の西武池袋線・秋津駅だ。


改めて確認してみると、ホーム上が東村山(東京)、所沢(埼玉)、清瀬(東京)の3 市にまたがっている。一歩踏みだすだけで瞬時に県境を移動できる状況にネット上では「秋津駅って、そんなカオスなことになってるのか」と驚きの声が上がっている。


調査を進めてみると——。


諸説あるようだが...


いったい住所はどこになるのか気になるところだが、秋津駅の住所は東村山市だ。


Jタウンネット編集部は1月31日、まず西武鉄道広報部にいつからこのような状況であったのか問い合わせた。


「(秋津駅は)1917年12月に開業したのですが、いつからとなると開業の時からであろうとしか言えない状況です」



100年以上も前のことであるため、その当時のこととなると詳細は分かりかねるそうだ。


次に、秋津駅のある東村山市の秘書広報課に開業当時の様子について問い合わせたところ、


「一説によると、昔は駅の出入り口も一つしかなく、駅長室や切符売り場といった駅舎の主要な部屋があったのも今の東村山市であったことから、秋津駅の住所が東村山になったという話もあるようです」



とのこと。


やはり一世紀も昔の話のため、確実にそうとは言えないようだ。ただ、どうやら3市のなかで東村山が選ばれたのは、現状では「駅長室があったから」とする説が有力らしい。


ちなみに駅名が秋津となった理由については、


「かつて存在した所沢の北秋津村、東村山の南秋津村といった地名に引きずられて付けられたとする説もあります」



としていた。


3市にまたがる都県境のレア駅・秋津駅。全国にはまだまだ今回のようなレアな駅があるかもしれない。引き続き調査を進めたい。

Jタウンネット

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