「バイキング」と「ビュッフェ」は何が違う?調べてみると面白い歴史があった
2019年2月2日(土)6時0分 Jタウンネット
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年1月21日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、ビュッフェとバイキングの違いについて調べていました。
どちらも食べ放題のお店のイメージですが、何か違いはあるのでしょうか?
バイキングは日本生まれ
街頭インタビューで、ビュッフェとバイキングの違いについて聞いてみると、「高いか安いか」「おしゃれか大衆的か」「英語とフランス語」など様々な答えが返ってきました。
実際に「ビュッフェ」「バイキング」という名前の付くお店でたずねてみると、やはりどちらも、その意味は「食べ放題」「定額制」「時間無制限」などと変わりはないようです。
ところが、石川県調理師専門学校の講師の方に聞くと、「ビュッフェ」と「バイキング」は日本では同じように使われていますが、世界では通用しないようなのです。
まず、ビュッフェですが、これはフランス語で、好きなものを好きなだけ食べる立食スタイルのことなのだそうです。ですので、食べ放題という定義はありません。
どことなくおしゃれなイメージがあるのも、もともとの意味を考えると不思議ではありませんね。
そして、「バイキング」は、日本生まれの和製英語で、外国では通じません。1958年に東京の帝国ホテルで誕生したスタイルで、好みの料理を自由に食べるという北欧のスモーガスボードにヒントを得て始まったものです。
この当時、北欧の映画「バイキング」で、海賊が豪快に食事を食べるシーンがあり、「バイキング=食べ放題」の代名詞となりました。
日本独自の食事スタイルですが、「バイキング」という名前が、西洋料理の歴史として授業でもでてきます。調べてみると面白い歴史があるのですね。(ライター:りえ160)