【インフルエンザ17-18】過去最多を更新、定点あたり患者数52.35人
2018年2月2日(金)13時47分 リセマム
第4週の定点あたり報告数は52.35。厚生労働省によると、平成11年の調査開始以来、第3週(1月15日〜21日)の51.93で過去最多を記録し、第4週でさらに上回った。
都道府県別では、福岡県(77.35)、大分県(74.76)、埼玉県(65.41)、神奈川県(63.36)、千葉県(63.24)、鹿児島県(62.66)、愛知県(62.16)、佐賀県(61.97)、宮崎県(61.51)など。北海道(26.85)を除く、全都道府県で警報レベルの30を超えているほか、東京都(54.10)を含め、首都圏で感染が拡大している。
全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数は推計すると約274万人で、前週の約283万人より減少した。年齢別では、0〜4歳が約28万人、5〜9歳が約61万人、10〜14歳が約42万人、15〜19歳が約18万人など。今シーズンの累積の推計受診者数は約1,111万人にのぼるという。
第4週にインフルエンザ様疾患により休校した保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校は全国で141施設。学年閉鎖は2,253施設、学級閉鎖は7,745施設。いずれも前週より増えている。
厚生労働省によると、インフルエンザウイルスは口や鼻から体の中に入り、体の中で増殖することで発症する。予防には、咳やくしゃみによる飛沫感染対策として、マスク着用、手洗いなどが重要となる。インフルエンザにかかった場合は、発症前日から発症後3〜7日はウイルスが鼻や口から排出されるため、外出を控える必要がある。