「勘違いおじさん多すぎ」10代に交際申し込む30代男性のイタさ 「あいつが若い子と付き合っているんだから俺も」は危険

2019年2月3日(日)9時0分 キャリコネニュース

アラサー以降になっても、若い頃のままのマインドで女性にアタックするおじさんがちらほらいる。見苦しいことこの上ない。

そのおじさんたちは自分のことを「大人の魅力が〜」とか言うけど、そんな言葉を吐く連中って、大半は身の程を知らなかったりするものだ。おじさんはおじさんであって、若い子からすればよほどイケメンでもない限り恋愛対象にもならない。にも関わらず、そんな当たり前のことが分かってないおじさんが、マジで実在している。(文:松本ミゾレ)

「他の女の子も『おっさんキモい、身の程をわきまえろ』と愚痴っています」


僕はもう何年も恋愛コラムめいたものを書いていて、たまに男性向けにも記事を書くんだけど、需要が高いのが"おじさんでも若い子にモテたい"系のテーマである。気持ちは分かるが、正直おじさんはおじさん。それは毎度のコラムでもしっかり言及しているが、理解してくれない中年男性は多い。

先ごろガールズちゃんねるでは、「勘違いおじさん多すぎませんか」というトピックが伸びていた。投稿したのは19歳の女性。最近になって彼女は、バイト先の30代の男性社員数人から交際を申し込まれ、非常に迷惑しているという。

彼女は同い年しか恋愛対象として見られないと言っているから、言い寄ってくるおじさんたちはなおさら気持ちが悪いことこの上ないだろう、「心底嫌悪感があります」と明言している。おじさんたちのことは「多分ヤリたいだけ」と見た上で、「他の女の子も『おっさんキモい、身の程をわきまえろ』と愚痴っています」とも書いている。

こういった反応こそが、年下に言い寄ってくる男性への、若い子の一般的な反応なんだろう。そしてこんなことは、おじさんなら誰しも自覚していなければならない。若い子には節度を持って対応すべきなのに、暴走するおじさんたちは自分のキモさを自認できていないので、行動を改めることができないのだ。

身の丈を知ることは大事だ。「あいつが若い子と付き合っているんだから、俺も」は危険思想と考えておくべきなのである。

「彼氏いたことないって言ったら大喜び。あなたには一生関係ないのに何喜んでるの?」

もちろん僕もアラフォー世代なので、当然若い子にアプローチなんてしない。飲み会で若い子と同席することもあるけど、まあ100%に近いレベルで向こうから「付き合って」なんて言われない限り、よこしまな気持ちを持って応じることは決してない。

が、ここまで書いても理解してくれないのが、今回槍玉に挙げたような勘違いおじさんである。トピックに寄せられた女性たちの声からも、勘違いおじさんにうんざりしていることが伺える。

「どこからその自信が湧いてくるのか不思議だよね。本当に迷惑。あまりしつこいようなら上の人に言った方が良い」
「若い時は自身の魅力でしか勝負できないけど年取ってお金持ってるとモテると勘違いするよね」
「女子高生で処女って噂を聞いた途端に猛アタックしてくるおじさんとかもいるよね。『彼氏いたことない』って言ったら大喜びで、『あなたには一生関係ないのに何喜んでるの?』と気持ち悪くてトラウマになったよ」
「男は女と違い、歳を取ると大人の男の魅力が出てくると、揺れる腹肉と必死に隠す薄い頭で脂ぎった顔のたるんだオッサンは本気で思ってるから。何もしてなくても湧いて出てくると本気で思ってるから。悲しい生き物だよね……」

こんな意見が、まあ堰を切ったようにズラリ書き込まれている。これらは僕ら中年男性たちに対する女性からの素直な見解なのだ。この現実は受け入れなきゃならない。

思い起こすと、僕もそんな困ったおじさんに白い目を向けたことはある。20代前半の頃にバイト先に毎日訪れるハゲたおっさんが、金払いも悪いのに若いバイトの女の子にしつこく話しかけたり、ストーカーをしたり。もう散々だった。標的にされた子はたまったもんじゃなかったようで、逃げるようにその町を出て行ってしまった。

中年男性の若い女性に向ける思いって、情熱ではなく偏執、妄執の類だ。くれぐれも、あんな冥府魔道に堕ちたりしないように、僕らおじさん連中はもっと正気を保って生きていかなくてはならない。そもそも若くて見た目も良い女の子が、しょぼくれて腹の出ているおっさんと付き合うメリットってなんだ。自分のことを冷静に見たほうがいい。


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