「インドカレー」と聞いて、岡山人と他県民の反応が違うらしい
2018年2月4日(日)22時0分 Jタウンネット
「ぼっけーの おーがっそーじゃ おえまーが いんどかれー」。この文章を読んだ読者の中で、意味が理解できた方はいるだろうか。
これは2018年2月1日に放送された「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系列)で、紹介された岡山弁。はたしてどういう意味で、何と発音すればいいのだろうか。
「いんどかれー」の発音は?
この文章は4つの単語に分かれる。
「ぼっけーの」は、「すごいなぁ」。例えば、漁で魚が大量に獲れた時、「お前今日ぼっけーとっとるじゃねえか」と言う。「〜の」は「〜なぁ」という意味。
「おーがっそーじゃ」は、「散らかっている」、「髪の毛がボサボサ」という意味。「部屋が散らかっている」ことも「おーがっそーじゃ」と表現できるとのことだ。
「おえまーが」は、「おえん」「いけない」「駄目でしょ」。この「〜が」はほかの動詞でも応用でき、「行けないでしょ」なら「行けまーが」、「食えない」なら「食えまーが」、「出ないでしょ」なら「出まーが」となる。
また、女性が使うときと女性に対して言うときは「おえまー」と優しい表現となり、「おえまーが」は男性同士で使い「おえまー」よりも強い表現になるとのことだ。
「いんどかれー」は、「帰りなさい」。「かれ〜」は「〜しておきなさい」と促すことを表す言葉で、動詞の前に使えばほかの単語でも使える。例えば「洗濯しとかれー」は「洗濯しておきなさい」となる。
気になる発音は、「ぼっけーの」は「ぼっけーのー」と語尾を伸ばす。「おーがっそー」は「が」を強く発音。「おえまーが」は「ま」にアクセントと、ここまではやはり方言ならではの発音。
そして気になる「いんどかれー」は、なんとそのまま「いんどかれー」。カレーの「インドカレー」と発音が同じということになる。
ツイッター上では、今回紹介された岡山弁について、
岡山県では帰りなさいはいんどかれー
- すてるす☆あま (@mouikkokan) 2018年2月1日
ケンミンSHOW岡山弁の「おーがっそう」が分からなかった。県南の言葉だろうか?
「いんどかれー」も備前地方の言葉で意味は分かるが、県北だと「いにんちゃい」とか「いにんさい」「いんどきねー」だよね#ケンミンショー #岡山弁
- akatu_rierlin (@akatu_rierlin) 2018年2月1日
そういや昨日テレビ見てたら岡山弁で「おーがっそー」っていうのが出てきたんだけど、一次産業が盛んな地域とかでは比較的使われてる感じだけど、都市部だとたぶんある程度年齢上の人しか使わない。
- 後藤隊長 (@gotoutaicho) 2018年2月2日
昨日の「秘密のケンミンショー」で
岡山弁が取り上げられていた。
意味はわかる?わかる?
でも...
使ってる???
いんどかれー... https://t.co/U1vEjTT4Ry
- 128せいこ (@10_128) 2018年2月1日
などと岡山弁に驚きの反応が少なくないようだ。