バカ殿の“白塗り”もNGに!? “黒塗り”問題以降のTV業界を取材した結果…!

2月4日(日)8時0分 tocana

※イメージ画像:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル シーズン1』(よしもとミュージックエンタテインメント)

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 大みそかに放送された日本テレビ系のバラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の恒例特番『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』におけるブラックフェイス問題などを例に、バラエティ番組に対する規制はこれからより厳格化されるといわれている。それは「バラエティ番組が地上波から消滅する」と懸念するほど強い。

 しかし、視聴する側からすればどの程度追い込まれているのか実感がないのも事実だ。そこで、バラエティ番組の関係者に取材を行い、いかに危機的状況なのかを具体例も交えて語ってもらった。

「『ガキの使い』の問題を受けて規制項目がさらに増えていく方向で、それこそ『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)の『バカ殿の白塗りは大丈夫か?』という声まで出てきています。さらに『規制を強化すべき』と以前から訴えていた局内外の人間たちもここぞとばかりに声を大にしていますね。そのため、いよいよ何もできなくなるといわれています」(テレビ局プロデューサー)

 状況はかなり厳しいようだが、バカ殿以外にはどのような例があるのか。

「最近でいえば、熱湯風呂ですね。熱いお湯に人を無理やり落とす行為はイジメだとクレームが来ており、あのお湯が本当の熱湯でないことをテロップで出して説明しろと言い出す役員もいます。しかし、熱湯風呂をやって『このお湯は熱くありません』なんて出しても何も面白くないですよね。だから今は熱湯風呂の企画自体が避けられる傾向にあります」(同)

 リアクション芸の王道ともいわれる熱湯風呂だが、もう二度と見られない可能性もあるようだ。なんでもかんでもイジメにつながるといわれる状況をリアクション芸人と呼ばれる人々はどう思っているのだろうか。

 ところで、今回やり玉にあがった『ガキの使い』は、こうした状況に対抗していくのではないかといわれている。

「今年の大みそか特番は、注釈テロップだらけの『笑ってはいけない』になる可能性があるといわれています。たとえばお尻を叩かれるたびに『当人の承諾を得て叩いています』と出したり、お湯を使用するシーンでも『水を使用しています』とテロップを出し、ほぼ視聴者へのあてつけに近いレベルであらゆるシーンにテロップを出していくのではないかといわれているんです。たしかに今のようになんでもかんでも苦情を言い、それを受け入れていれば、そういう番組しかできなくなるといったデモンストレーションもしたくはなるでしょう」(放送作家)

 このような番組スタイルが実現するかは当然まだわからないが、仮にテロップだらけの番組が放送されれば笑えない上に見ていてかなり疲れるだけだろう。しかし、クレーム回避のためにはこうした内容しか方法がないのも事実なのかもしれない。

 いずれにしてもバラエティ番組はいよいよ本当に危機的な状況にあるようだ。
(文=吉沢ひかる)

※イメージ画像:『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル シーズン1』(よしもとミュージックエンタテインメント)

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