70歳以上の実親を持つ40-69歳の約7割が「離れて暮らす親と年末年始に会う」日数平均は約2.1日。約2割が親と旅行にも
2025年2月7日(金)9時0分 婦人公論.jp
(写真:stock.adobe.com)
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)は、2024年9月、70歳以上の実の親がいる40〜69歳の男女を対象に「『おとなの親子』の生活調査2024」を実施、その集計結果を公開した。
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別居親子の67.9%が「親と年末年始に会う予定がある」
調査結果によると、親と同居している「同居親子」の割合は21.3%。別々に暮らす「別居親子」は77.6%。
男女・年代別に見ると、男性では年代が上がるにつれ「同居親子」の割合は下降、「別居親子」の割合が上昇する傾向がみられた。
●親との居住状況(グラフを拡大)
また、「別居親子」のうち「昨年、1回も親に会いに行かなかった」と12%が回答。親に会いに言った頻度の平均は29.6回となっている。
別居の親とのコミュニケーション頻度は男性より女性が高い傾向があり、女性の「メール・LINE」「電話」の頻度(平均)は男性と比べて年間15日以上多いという結果となった。
●昨年に親と行った頻度(平均日数)(グラフを拡大)
さらに、「今年の年末年始に親に合う予定がある」と答えたのは、「別居親子」の67.9%。顔を合わせる日数の平均は約2.1日という結果となっている。
親子喧嘩の平均回数は年7.6回
次に、昨年にどのぐらいの頻度で親子喧嘩をしたかを聞いたところ、親子喧嘩の平均回数は7.6回。「0回(行わなかった)」と答えた人は69.4%で、親子喧嘩をした人の割合は30.6%となった。
「同居親子」についてみると、平均回数は26.0回。「0回(行わなかった)」と答えた人は40.5%となり、親子喧嘩をした人の割合は59.5%という結果に。
「別居親子」の平均2.4回、親子喧嘩をした人の割合が22.8%という結果と比べると、やはり一緒に住んで毎日のように顔を合わせている親子の方が、意見の相違やぶつかり合いが生じる機会が多いようだ。
続いて「昨年に親と一緒に旅行をしたか」という質問には「した」と答えた人は23.0%。年代別に見ると、「した」と回答した人の割合は、男女ともに下の年代ほど高くなる傾向がみられ、男性40代では26.1%、女性28.5%という結果となった。
さらに、昨年親と一緒に旅行をした人(461名)に、その頻度を聞いたところ、平均回数は1.8回となった。
男女・年代別で見ると、一緒に旅行をした回数の平均は、男性では50代(1.8回)、女性では60代(2.3回)が最も多い結果となった。
◆調査タイトル :『おとなの親子』の生活調査2024
◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする70歳以上の実の親がいる40〜69歳の男女
◆調査期間 :2024年9月10日〜9月11日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :2,000サンプル
(有効回答から性別×年代区分がほぼ均等になるように抽出)
(内訳)
40代:男性/333人・女性/333人
50代:男性/334人・女性/334人
60代:男性/333人・女性/333人
◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社
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