セブン-イレブン、MLBとのパートナーシップ契約を締結 - イチロー氏「東京シリーズをぜひ楽しみにして」
2025年2月7日(金)19時9分 マイナビニュース
セブン-イレブン・ジャパンは2月7日、「セブン-イレブン・ジャパン×MLB パートナーシップ契約記者発表会」を開催し、メジャーリーグベースボールとのパートナーシップ契約を発表。記者発表会には、スペシャルゲストとして、シアトル・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が登壇した。
記者発表会では、セブン-イレブン・ジャパン 執行役員 マーケティング本部長の岡島則幸氏が、MLBとのパートナーシップ契約を締結した背景と新しく行われるキャンペーンについて説明。
「MLBでは多くの日本人が活躍し、シーズン中はわくわくどきどきするようなプレーで、多くの日本人に夢と希望を与えてくれている」という岡島氏は、「今回、MLBとご一緒することで、私達の多くのお客様に楽しさを提供したい」との想いを明かした。
パートナーシップ契約の期間は2027年までの複数年契約で、「中長期的に連携しながらMLBをもっと身近に楽しんでいただける施策を検討している」とし、2025年3月18日・19日に開催される『2025 MLB Tokyo Series presented by Guggenheim』のロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスとの試合を盛り上げるのをはじめ、年間を通じてのプロモーション施策を予定。「MLBのオールスターゲームやワールドシリーズにおいても盛り上げる施策を検討している」という。
キャンペーン施策としては、第1弾として「2025 MLB Tokyo Series」の観戦チケットを50名にプレゼントするキャンペーンを3月1日より開始。開幕戦だけでなく、プレシーズンゲームの観戦チケットも100名にプレゼントされる。
第2弾としては、ななチキや揚げ鶏をセットにした「MLB応援チキンセット」を同じく3月1日よりで販売。通常よりもお買い得で、第一弾キャンペーンにも参加しやすい700円(税別)という価格が設定されており、各店舗数量限定で「2025 MLB Tokyo Series」のロゴを施したボックスも用意される。
そして第3弾・第4弾は、メジャーリーグ開幕戦限定グッズがもらえるキャンペーンを実施。限定グッズは、おにぎり・お寿司を一度に2個買うことでプレゼントされ、3月11日からの第3弾では「MLB ロゴ ステッカー」、3月21日からの第4弾では「MLB ロゴ コースター」がそれぞれ数量限定で用意される。
開催までおよそ1カ月となった「2025 MLB Tokyo Series」について、「選手側の立場としては時間が無さすぎて、なかなかのプレッシャー」というイチロー氏だが、「ワールドチャンピオンが間近で見られるのは貴重な機会」であり、「本物の、真剣勝負のメジャーリーグの試合をぜひ楽しみにしてもらいたい」とのメッセージを送った。
また、自身の引退が2019年に行われた日本での開幕シリーズだったことが「現役に未練がない理由」というイチロー氏。「あの終わり方以上はないので、もう一度やりたいという感じになれない」とし、「あんな最後をファンの方が作ってくれたから、僕の責任じゃなくて、ファンの方の責任」とおどけてみせた。
イチロー氏は、2023年にセブン-イレブン・ジャパン50周年アンバサダーに就任するなど、セブン-イレブンとは深い関係性を築いているが、オフで日本に帰ってきた際は、セブン-イレブンに寄って朝食を買ってホテルに帰るのがルーティンになっていたという。朝食については「カレーを食べていた時期もあったが」と前置きしつつ、「オフの間のホテルでは菓子パン3個が結構多い」とのこと。「ちなみに今日も、メロンパン、ジャム&マーガリン、チョココロネ」と明かし、会場をわかせた。
また、アンバサダーとして、様々な社会的な取り組みを体験した際に、「現場の方の信念を持った態度に心を打たれた」というイチロー氏。「野球をしていると、自分のことに必死で、誰かのためにという思いになかなかなれないが、セブン-イレブンの取り組みを見ていると、皆さん、誰かが喜ぶために取り組んでいるのが伝わってきて、その姿勢はプロとして学ぶべきところ」との感想を述べ、「これが野球チームだったら、とんでもなく強いチームになる」と絶賛。
岡島氏は恐縮しながらも、「信念を持ってという言葉をいただけて本当にありがたい」と感謝し、「これからもイチローさんと一緒に、“明日の笑顔を共に創る”ために動いていきたい」との意気込みを明かす。そして、「MLBの開幕戦と同じくらいの世界的なイベント」として大阪・関西万博を挙げ、セブン-イレブンも2店舗出店することから、「万博を通じて、セブン-イレブンが目指す姿をイチローさんには体験いただいて、世の中に発信してほしい。加えて、私達が普段、商品やサービスに込めている想いを伝えていく活動にも、今まで以上にご協力いただきたい」と、引き続きの協力関係に期待を寄せた。