リニューアルされた「ザ・プレミアム・モルツ」でうなぎを食べてみる
2025年2月7日(金)21時6分 マイナビニュース
サントリーは「ザ・プレミアム・モルツ」ブランド3種のパッケージを2024年12月よりリニューアルし、順次出荷している。新パッケージの変更点を確認しつつ、うなぎを食べながらあらためて「ザ・プレミアム・モルツ」の特徴を確かめてみたい。
○味のイメージが伝わりやすくなった新パッケージ
サントリーは2024年12月より、「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドのロゴを刷新するとともに、「ザ・プレミアム・モルツ」「同 香るエール」(以下、「香るエール」)「同 マスターズドリーム」(以下、マスターズドリーム)のパッケージデザインをリニューアルした。
3種共通で変更になったのはロゴデザイン。従来に比べフォントは柔らかさを感じるものに変更され、また文字の大きさも統一された。格式張らない雰囲気になっているように思える。
「ザ・プレミアム・モルツ」は従来と変わらず金色と紺色を基調としているが、青色の面積が大幅に減り全体が金色で覆われた。金色はビール、紺色の曲線はグラスを洗わしているという。より小麦の香りをストレートに伝えたいという意図を感じられる。
「香るエール」はスカイブルー基調のデザインは変わらないが、桃色のグラデーションがが加えられた。旧デザインはみずみずしさを強調するためか全体がほぼ青系色で統一されていたが、新デザインでは香りの豊かさも伝えたいようだ。
もっとも大きく変わったのは「マスターズドリーム」。旧デザインは紫色基調に金色を合わせることで高級感を演出していたが、新デザインでは墨色基調で大きく「夢」という文字が入っており、一目で“違い”がわかるようになった。また、缶に触れてみると微妙な凹凸があることも分かる。触った感触でも上質感を伝えたいのだろう。
なお、「比べてみると結構デザインに違いがあるのに、違和感がないな?」と感じた人は、もしかしたら年始に発売された「ザ・プレミアム・モルツ〈初仕込〉」を購入した人かもしれない。こちらの商品は新しいロゴを採用しながらも青色の面積が大きく、新旧デザインの特徴を合わせたような印象になっているからだ。
○おいしいうなぎを「ザ・プレミアム・モルツ」でいただく
それでは、「ザ・プレミアム・モルツ」3種を実際に飲んでみよう。今回は用意したメニューは、プレミアムビールとともに楽しむのにふさわしい「うなぎの蒲焼き」「うなぎの白焼き」だ。記事にする前提だからこそできる贅沢である。
まずは大定番の「うなぎの蒲焼き」を一口。やはりうなぎを食べると幸せを感じる。これに「ザ・プレミアム・モルツ」をあわせると、麦の甘みとホップの苦みが口の中に残るうなぎの脂をさっぱりと洗い流してくれる。うん、間違いない組み合わせ。
これが「香るエール」になると、爽やかな飲み口と独特のフルーティな味わいが相乗効果を生み出し、ますます食が進む。「マスターズドリーム」はさすがのウマさだが、重厚で濃密な味わいはタレと合わせるとちょっとぶつかる感じも受けた。個人的には「うなぎの蒲焼き」とのマリアージュは「香るエール」が好みだ。
続いて「うなぎの白焼き」をワサビ醤油でいただこう。ある程度お腹が膨らんだ後は、うなぎそのものの味を楽しめる白焼きがウマい。ここでも「ザ・プレミアム・モルツ」は外さない。コクのある味わいが白焼きのおいしさを引き立ててくれる。
「香るエール」は、以外にも淡泊な組み合わせと感じた。苦みが控えめなぶん、相性が良いと思っていたのだが、どちらかというと物足りなさを感じる。逆に「マスターズドリーム」のビターな味わいと深いコクは、食材の味を活かす白焼きに非常に合う。一口一口のウマさをかみ締められる組み合わせだ。白焼きでのチョイスは「マスターズドリーム」としたい。
あらためて「ザ・プレミアム・モルツ」を飲んでみると、やはり「食事に合う」という特徴を実感できる。飲食店での採用もうなづける相性の良さだ。今回のデザインリニューアルは、より3種の個性をイメージしやすくなっていると思う。ビール好きの方は、この機会に改めて飲み比べをしてみるのも面白いだろう。