いちご豆大福の元祖『大角玉屋』は名物和菓子の宝庫！ いちご豆大福は甘塩っぱくて美味

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●いちご豆大福の元祖、『大角玉屋』。リーズナブルな価格で、丁寧な手仕事を感じる和菓子は贈答にも選ばれています。

　大正元年創業の『大角玉屋』といえば、昭和60年に「いちご豆大福」を発売し、一大ブームを巻き起こしたいちご大福の元祖として知られる和菓子店です。

　銀座や四ッ谷など4店舗を展開。素材を厳選し、手仕事にこだわる本物の和菓子を作り続ける名店として知られています。

四谷店の外観

　良質な菓子を手頃な価格で買えるので、普段使いから手みやげにも使いやすいのも魅力。おすすめのいちご豆大福を筆頭に、トラさんのバナナ、ブランデーどら焼きと、ここでしか買えない名品が揃います。

果肉の甘酸っぱさ、あんこのコク、餅のしょっぱさが絶妙

　旬の苺を丸ごと使ったいちご豆大福は、国産いちごをほっくりとなめらかなあんこで包んでいます。餅は塩気がきいていて、甘い、酸っぱい、塩っぱいのバランスが絶妙で、あと引く美味しさなのです。この餅の塩っぱさが肝になっていて、唯一無二の味わいです。

トラさんのバナナ

　そしてもう一つの名物が、「トラさんのバナナ」です。ビジュアルのかわいらしさが大優勝！ 一見して洋風な味わいを想像するかもしれませんが、バナナを包むのはまったりと甘い白あんです。

　外側のカステラ生地もふんわりしていて、和と洋が手を結んだ一品です。

　そしてお酒好きの大人におすすめしたいもう一つの名品が、「ブランデーどら焼き」です。

　パッケージのVSOPの文字が酒好きの関心を惹きますよね〜。写真でなかなか伝わらないかもしれませんが、生地はブランデーでひたひたで、じゅわっとあふれるほど。ブランデーもあんこも、個性が強い者同士ではありますが、これがまた相性バツグンなのです。

　フランス菓子のサバランをイメージするとぴったりハマりますよ。大人のためのどら焼き、ぜひ味わってみて。

　気軽な手土産からしっかりご挨拶までどんなシチュエーションでも贈る相手から喜んでもらえるお気に入りの店です。

（ライター・亀井亜衣子）

●DATA
大角玉屋
https://www.oosumi-tamaya.co.jp/index.html