沖縄の“絶景”も楽しめる！ 意外と知らない「那覇空港」の便利なサービス、必見スポットを教えます

お土産店やグルメスポットが充実している那覇空港ですが、便利なサービスや隠れた名スポットがあることは意外と知られていないのではないでしょうか。
そこで今回は、那覇空港国内線旅客ターミナルビル（以下、那覇空港）の便利なサービス、おすすめスポットについて紹介します。

到着したらまずは「ミニ美ら海水族館」をチェック！

まずおすすめしたいのが、1階到着ロビーにある「水槽」です。JAL側とANA側、どちらも到着ゲートを出ると目の前にあるのですぐに見つかると思います。
こちらの水槽、実は沖縄美ら海水族館のもの。本家の水族館と同様に、沖縄の海で暮らすカラフルな熱帯魚たちが泳いでいますので、ぜひチェックしてみてください。

意外と知られていない？ 那覇空港内の「絶景スポット」

実は那覇空港内にも、絶景スポットがあることをご存じでしょうか？
まずご紹介したいのが、4階フロアにある大きな窓。JAL側とANA側にあるレストランフロアをつなぐ回廊の正面にある窓なのですが、とにかくここから眺める海の色が美しく、パノラマの絶景が楽しめるのも魅力的。日中の青い海が彩る風景も最高ですが、夕景も素晴らしいです！
那覇空港に到着後、あるいは帰りの便に搭乗する前にぜひ立ち寄ってみてください。筆者は、沖縄で5本の指に入る絶景のひとつだと思っています。
2カ所目は、3階フロアにある「見学者デッキ」（利用時間8〜19時）です。JAL側とANA側の両サイド端にひっそりと入口があり、無料で入場できます。ここでは、離発着する飛行機の迫力ある姿を間近で眺められるのはもちろん、滑走路の向こうに広がる沖縄の海の風景も一緒に楽しめます。
海風が吹いていて気持ちがいいので、ここでぼんやりと飛行機の待ち時間を過ごしている人も。こちらも那覇空港ならではの絶景スポットではないでしょうか。

到着後や出発前に役立つ実用的なサービスも！

・手荷物を何とかしたいときは？
旅先で大きな荷物を持って移動するのはかなり大変。しかもレンタカーを利用しない旅であれば、その大変さもひとしおです。しかし那覇空港にはそんなお困りごとをサポートしてくれるサービスも！
空港で買い物や食事をするときに大きな荷物が邪魔であれば、一時預かりを利用しましょう。1〜3階のフロアにはそれぞれ、コインロッカーが設置されています。荷物がコインロッカーに入りきらない場合は、1階到着フロアにあるヤマト運輸のカウンターへ。こちらでも一時預かりのサービスが利用できます。
空港に到着してそのまま観光へ行きたいという人は、「手ぶら観光」のサービスを利用してみてはいかがでしょう。1階到着フロアにあるヤマト運輸のカウンターで行っているサービスで、那覇空港から沖縄本島内のホテルに、手荷物を一律1000円（税込）で当日配送してくれます（受付は13時まで）。
同じく帰りも、ホテルから那覇空港へ荷物を送ることができます！
・パソコンやスマホを使いたいのに……ピンチ！ そんなときは？
「パソコンを持参していないけれど、今、必要」という場合は、1階と2階のインフォメーション近くに設置されている、コイン式パソコンが利用できます。
また「スマホの充電がなくなりそう」という大ピンチを救ってくれるのが、コイン式携帯充電器。こちらは、1階インフォメーションと、2階エレベーター近くに設置されています。
さらにWi-Fiへの接続が必要な場合は、那覇空港の館内全エリアで、無料の無線LANインターネットサービスが利用できます（一部店舗、施設内除く）。

子ども連れの旅にもうれしいサービスが！

・小さな子どもが遊べるスポットも！
小さな子どもを遊ばせることができる「キッズスペース」は、2階フロアの保安検査場近くに設置されています。近くに大人が座れるベンチもありますよ。
その他、2階フロアにある「ウェルカムホール」には、遊具やプリントシール機なども設置されています。こちらも、子連れ旅での待ち時間に活用できそうですね。
・旅行期間中ずっとベビーカーがレンタルできる
1階の到着ロビーにあるバリアフリーツアーセンターでは、ベビーカーや車いすの貸し出しを行っています。当日限りではなく、旅行期間中ずっと借りることができるので、とても便利。利用希望者は、借りる3日前までに予約をしておきましょう（有料）。
今回は、那覇空港の便利なサービスやスポットについてご紹介しました。ぜひ沖縄旅で役立ててください！

稲嶺 恭子プロフィール

大手出版社で情報誌編集に携わり、退社後シンガポールへ。現地日本人向け情報誌編集部を経て、帰国後は沖縄へ移住。シンガポール、沖縄での経験を生かして、2007年よりフリーランスの編集＆ライターとして、主にアジアと沖縄をテーマとしたガイドブック・雑誌・書籍・ウエブ媒体などで活躍中。All About シンガポール・沖縄ガイド。
(文:稲嶺 恭子（ライター／エディター）)