「渋い」ってどんな味? 調査してみたら、驚きの事実が...  

2019年2月9日(土)6時0分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年1月28日放送の「仰天コロンブス」のコーナーでは、「渋いってどんな味?」というテーマを調査していました。


「甘い」や「辛い」などはわかりやすいですが、「渋い」ってなんとなく表現しにくいですよね。


味というより感覚?


志賀町にある菜夢来(さむらい)という食品会社では、一年中干し柿を出荷できるように、渋柿を冷凍保存しています。


ここで、「渋い」味について表現してもらうと「苦い」「喉がイガイガする」「口の中に刺すような感覚」などという答えが返ってきました。


渋柿は苦いのに、干し柿にするとなぜ苦くないかというと、水に溶けやすい渋みの元「タンニン」が干すことによって口の中で溶けないようになるので、渋みを感じなくなるのです。


そして、「甘い」「辛い」などは、直接舌で感じる味なのですが、「渋い」は、細胞自身が収縮するために生じる味なのだそうです。


厳密に言うと味でなく触覚に近いのだとか。渋み物質が細胞膜と結合し縮むことが「渋い」という味につながるのです。


この渋み物質の正体は、「ポリフェノール」。タンニンの他にもカテキンやアントシアニンがポリフェノールの仲間です。


ご存知のとおり、緑茶や赤ワインなどに含まれていて、口の中をさっぱりさせる効果もあり、生活習慣病の予防効果もあります。


マイナスイメージのある渋みですが、ティータイムなどでほっと一息つくための私たちに必要な感覚を与えてくれているのです。(ライター:りえ160)

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