「これって過保護?」と悩むママに、二児のパパ 古坂大魔王さん「子どもを預けることは、親子ともにメリットがある」

2022年2月8日(火)11時58分 マイナビ子育て

お笑い芸人や音楽プロデュース、テレビ番組のMCなど、多忙な毎日を送りながら、2児のパパとして育児に奮闘する様子をSNSで積極的に発信している古坂大魔王さん。同じように育児や夫婦関係のことで悩んでいるパパ・ママのお悩みに、ズバッと切り込みます。

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今回のお悩み

古坂さんの回答

子育ての才能があって素晴らしい

まず、お子さんとずっと一緒にいて、つらくなっていないのがすごい! 

どれだけ自分の子どもをかわいく思っていても、片時も離れずにいると疲れてつらくなったり、たまには自分ひとりの時間が欲しくなったりしている方もいらっしゃると思います。だから、パートナーと交代で遊びに出かけたり、祖父母や一時保育などに預けたりすることもあるわけです。

ですから、mimiさんは子育てにすごく向いているし、才能があると思って間違いないと思います。これって実際に子育てをスタートしてみないと、わからないことですよね。子育てが順調で、すごくいいことだと思いますよ!

お子さんが小学生になってからも付きっきりなのだとしたら過保護かもしれないですが、まだ2歳なのですから、屋外では安全のために近くにいたほうがいいのではないでしょうか。乳幼児のうちは近くで見守りつつ、少しずつ距離をあけていくのがいいと思います。

僕は第二子が生まれて育児休暇を取ったとき以外は、子どもに付きっきりになっていませんし、mimiさんとまったく同じようなときはなかったと思います。

だけど、大切な子どもを誰かに預けることに不安を感じるのはよくわかります。僕も初めて保育所に子どもを預けたときは、とても心配になりました。だから、お子さんと離れたくないなら、誰かに預けたりしなくてもいいと思います。

子どもを預けるにも「慣れ」が重要

一方で、誰にも預けたことがないと、mimiさんが急に心身の調子を崩したとき、用事ができたときなどに大変かもしれません。

子どもを預けるにも「慣れ」はあるし、また誰に預けるのか、どんな物を持たせるのか、連絡事項として伝えることは何か、なども最初はわからないからです。子ども側も、預けられること……というより親以外の人、家以外の環境に「慣れる」までには、その子の年齢や性格にもよりますが、少し時間がかかるかもしれません。

うちは、お互いの実家に預けることが距離的にも難しいので、上の子を初めて預けたのは保育所の一時保育でした。さまざまな保育所のWEBサイトを見ましたが、どこもきれいな写真を載せていますし、いいことが書いてあります。見学に行っても、本当に合うのかどうかはわかりません。

もちろん、ある程度きちんとしていることは必須ですが、実際に預けてみないとわからないこともあります。そして最初に行った保育所は合わないと感じ親のほうが不安になったので、短時間で用事を済ませて迎えにいきました。

次に預けたところは、建物などは新しくはないのですが、先生たちの対応が素晴らしく、安心して預けられました。そのときに気づいたのが、結局のところ保育所でも祖父母でも、ベビーシッターでも、まずはお互いに信頼関係を築くことが重要だということです。

親子ともに「預ける」利点もある

子どもを預けることには、親子ともにメリットがあると思います。

まず、子ども側のメリットは、親以外の価値観に触れ、いつもと違う遊び方や関わり方をしてもらえることです。たとえば、積み木やこま回しをしたり、人形遊びをしたり。いつもと違う人と、いつもと違う遊びをすることで、きっと子どもの世界は広がります。

子どもって、祖父母や保育者には「YouTube見せて」とかって言わなかったりするんですよね。親と違ってたまにしか会えなくて新鮮で、上手に遊んでくれることが多いから。祖父母の場合は操作できないから、といった理由もあるかもしれませんが(笑)。

そして親の側のメリットは、何よりもリフレッシュできること。親になると、子どものことばかりをかわいがって、自分自身をかわいがらなくなりがちです。気がつけば、肌はガサガサ、服はボロボロ、やつれきっていた……なんてことがありませんか? 僕はあります。

たまには親だって子どもから離れて、自分をいたわってあげてもいいんじゃないでしょうか。ヘアサロンに行く、エステやマッサージに行く、買い物をする、映画を見る、おいしい店で食事をする。そうして大人だけの時間を楽しみ、リフレッシュしてから見る子どものかわいさは格別です。

だから、もしも機会があれば、安全なところに預けてみるのはおすすめですよ!

今回の結論!

古坂大魔王さんプロフィール

1973年7月17日生まれ。青森県出身。1992年にお笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。現在は、芸人、DJ、音楽プロデューサーのほか、文部科学省・CCC大使、総務省・異能vation推進大使を務めるなど、マルチな才能を活かして活躍中。2児の父。NHK Eテレ『すくすく子育て』、日本テレビ『スッキリ!』をはじめ、多数のバラエティ・情報番組に出演中。プロデュースするピコ太郎の公式YouTubeチャンネル内に幼児向けコンテンツ「ピコスタキッズ」を開設した。

ピコ太郎のYouTubeチャンネル『-PIKOTARO OFFICIAL CHANNEL-“PIKO ST KIDS”』Twitter @kosaka_daimaou

(取材・文:大西まお、撮影:天田輔[インタビュー]、佐藤登志雄[タイトル・結論]、編集:マイナビ子育て編集部)

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