中村隼人“長谷川平蔵”に「かっこいい」「ドヤ顔素敵」の声相次ぐ…「べらぼう」6話
2025年2月10日(月)7時0分 シネマカフェ
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第6話(C)NHK
江戸時代を舞台に“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く、森下佳子脚本の笑いと涙と謎に満ちた痛快エンターテインメントとなる本作。
横浜演じる蔦屋重三郎は、吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ引手茶屋の養子となり茶屋で働く傍ら、貸本業を営んでいたが、希代の転載・平賀源内との出会いを機に本作りの楽しさに目覚め、版元になろうとするのだが…というストーリーが展開。
共演には蔦重と共に吉原で育った花魁・花の井<五代目瀬川>に小芝風花。蔦重に本作りと商売を指南した鱗形屋孫兵衛に片岡愛之助。足軽出身の出自から五万七千石の大名に昇りつめた田沼意次に渡辺謙。意次の嫡男・田沼意知に宮沢氷魚。吉原で散財して財産を使い果たした長谷川平蔵宣以に中村隼人。将軍三代に仕えた老中の松平武元に石坂浩二。八代将軍・吉宗の英才教育を幼いころから受けてきた徳川家治に眞島秀和。ナレーションに綾瀬はるかといった面々。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
蔦重は鱗形屋の抱えとして、のれん分けで版元になる道を模索し始める。そんな蔦重に鱗形屋は「派手な入銀本を作って欲しい。派手な当たりが欲しい」と言う。鱗形屋は明和の大火で大損害を出しており、今だに資金繰りが厳しい状況にあった。ある日、鱗形屋に顔を出した蔦重は鱗形屋たちが何かを刷っているのを目にするが、鱗形屋は蔦重にそれを見せないように隠す。蔦重は鱗形屋に“今までにない面白い青本を作れば売れる”と提案。鱗形屋と2人で新しい青本作りに着手する。
そんな折、蔦重は須原屋市兵衛(里見浩太朗)から、偽板の字引が出回っている話を聞く。その後、鱗形屋が裏で海賊版の本=偽板を刷っていること、さらに鱗形屋と西村屋与八(西村まさ彦)が自分を“飼いならす”話をしているのを立ち聞きし、このことを市兵衛に話すかどうか悩むのだが、そんななか平蔵が鱗形屋に現れ、彼らを“摘発”していく…というのが今回のストーリー。
心のどこかで「こいつがいなきゃ取って代われる」と望んでいた自分がいたことを告白する蔦重に対し、平蔵は「願ったり叶ったりじゃねえか」と言って粟餅を渡し「濡れ手に粟餅」と口にすると、濡れ手に泡と棚からぼた餅を一緒にした、とびきりうまい話に恵まれたってことさ、と意味を自ら解説する…。
そんな平蔵に「今までちょっと残念なやつだったのに今回はかっこよく見える」「長谷川様、場所が吉原じゃないと普通にかっこいいな…」「鬼平がめっちゃ大人になってる!」「ドヤ顔素敵です」などの声が送られる。
そして蔦重は主を失った鱗形屋に「鱗の旦那、濡れ手に粟餅、ありがたくいただきます!」と言って、平蔵からもらった餅を口にする。このラストにも「望んだかはともかく他人の不幸でステップアップ」「蔦重の決意と覚悟がすごく印象的だった、いいもの見たわ」「さて、蔦重活躍の下地が整ったわけだ。次回も楽しみ!」などといったコメントが寄せられている。
【第7話あらすじ】
蔦重は今の倍売れる細見を作れば、地本問屋仲間に参入できる約束を取り付けるが、西村屋と小泉忠五郎(芹澤興人)が反発、それを阻もうとする…。
「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」はNHK総合で毎週日曜20時〜(再放送は翌週土曜13時5分〜)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。