不思議でPOPなカラフルサウンド[詩人の血]〜後の、OH Penelope!

2月11日(火)4時0分 ミドルエッジ

80年代、ちょっと異色を放つPOPワールドを展開していたバンド、詩人の血。後にCHARAの「やさしい気持ち」などの編曲で活躍した渡辺善太郎がメンバーだったこのバンドの楽曲は超個性的!聴くものを惹きつける不思議なサウンドは今聞いても全く古さを感じない新鮮な音楽だった…。

覚えていますか?詩人の血

80年代、ひときわ不思議な存在感を放っていたバンド『詩人の血』

当時バンドブームの勢いもあり、それ以外にも、TMNやB’s等打ち込みユニットの活動もあり、音楽シーンが賑やかだった時代。ロックだけでなく、ネオアコだ、ソフトロックだ、パンクだ、とあらゆるジャンルの音楽を、洋楽、JPOPの垣根なく聞く世代がふえてきていたように思います。

そのなかで、ポップで耳に残る音楽を奏でていた印象。ロングヘアのボーカル、辻睦詞が楽しそうにユラユラしながら歌う。バンドのメンバーもユラユラして歌うスタイル…なのに、結構歌詞がシニカルだったり…。

ほんわかウィスパーボーカルか?と、思わせからの、突然パンクロック風パフォーマンスを繰り出す!だったり…。

とにかく予想できない不思議な音楽で、忘れられないインパクトがありました。

バンド概要

・メンバー
辻睦詞(ボーカル)
渡辺善太郎(ギター)
中武敬文(キーボード)

・来歴
ボーカルの辻と渡辺が1986年に岡山でバンド結成。結成当時はベーシストがいましたが、脱退。のちにキーボードの中武が加入。1989年メジャーデビュー。

・印象に残ってる個性的な曲

ふわふわーとした不思議なサウンド。メンバーがユラユラとリズムを取りながら楽しそうに演奏する「きれいだネ」

歌詞がすごかった!
とうめい

とうめい

出典 www.amazon.co.jp
…君は喋らなきゃ/きれいだね/

…君の髪も好き、足も好き/

でも馬鹿

※CD「とうめい」収録
「春のまま」

そうさ!/
君の手は/
もう秋の中/
ふたりを連れて行く/
胸の中は/
春のまま/
想い出に溢れてた/

※CD「花と夢」収録
花と夢

花と夢

出典 www.amazon.co.jp
さびのとろける様なウィスパリングボーカルに鳥肌がたった…。好きなのか嫌いなのか分からないけど、なんだこれは!という感情を覚えたのが忘れられない…。
1994年にキーボードの中武さんが脱退し、バンド解散。
解散後は、バンド名を「Oh! Penelope」に改名し渡辺と辻の二人ユニットとして活動。バンド活動と並行して、シンガーソングライター中島優子(後のbice)のプロデュースなど。

Oh! Penelopeについて

Oh! Penelopeとバンド名を改名したころ、世間は『渋谷系』ミュージシャンに注目。小山田圭吾がCorneliusとして注目を集めたり、野宮真貴がヴォーカルをつとめていたピチカート・ファイヴがスマッシュヒットを飛ばしたり…J-POPが世界に注目されていたり、洋楽とJ-POPの垣根がどんどん無くなっていた時代でした。

その中で、Oh! Penelopeは、外国のポートレイト風のジャケのおしゃれなCDをリリースし、注目を浴びていました。
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出典 www.amazon.co.jp
photogaph

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一瞬ジャケだけ見ると、洋楽かJ-POPかもわからないようなおしゃれジャケで、インテリアとして部屋の窓際などに飾っておきたくなるような…。
音楽のクオリティも大変高く、コラボアーティストとして、矢野顕子さんやバカボン鈴木さん、冨家哲さんなどが参加していることでも有名でした。…1997年に活動停止。

活動停止後、渡辺善太郎さんは、CHARAの「やさしい気持ち」の編曲を担当。CHARAの代表曲として、当時の乙女のハートもつかみ、普遍的なラブソングに残る名曲をリリース。

その後も、プロデューサーなどとして活躍。

まとめ

独特のウィスパリングボイスとよくとおる高い声。
そして、ストレートな歌詞。
不思議で心地よいハーモニーと、メロディ。それにのっかる奇妙な不協和音のように刺さる歌詞。
忘れられない音楽を排出していた詩人の血。
斬新過ぎて、何にも似ていないメロディと空気感は、古さを感じない音楽。ぜひ、今一度聴体験をおすすめしたい。

ミドルエッジ

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