なぜ…?「不倫」されても離婚しない理由

2月14日(水)21時15分 All About

芸能人夫婦の騒動から、結婚生活のリスク対応を学んでてみてはいかがでしょうか。

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2017年、芸能人の離婚劇を振り返る

平成29年12月22日に厚生労働省が発表した『平成29年(2017年)の人口動態統計の年間推計』によれば、2017年の婚姻件数は60万7000件、離婚件数は21万2000件。2分29秒に1人が離婚している計算になるそうです。
『平成29年(2017年)の人口動態統計の年間推計』(厚生労働省より)
平成28年(2016年)と比較すると件数こそ5000件減ってはいるものの、長期で比較すると婚姻数は減り、離婚件数は増え、「離婚」という選択を選ぶことは決して珍しいことではなくなっていることが分かります。
『平成29年(2017年)の人口動態統計の年間推計』(厚生労働省より)
実際、連日テレビ等のメディアでは芸能界の離婚騒動も世間を騒がせ、途切れることなく報道され続けています。

例えば、最近の例でも松居一代さん船越英一郎さんの泥沼離婚記者会見は衝撃的でしたし、いしだ壱成さんのわがまま離婚、片岡鶴太郎さんのヨガ離婚、ココリコ田中さんのシングルファザー離婚、袴田吉彦さんのアパ不倫離婚、アーティストのASKAさんの熟年ブログ離婚なども話題になりました。

上記はほぼアラフォー以上の世代ですが、若い世代でも、アーティストのYUIさん、女優の尾野真千子さん、俳優の満島真之介さんも離婚しています。タレントの小倉優子さんの離婚も2017年春のことでした。

夫や妻に不倫されても「離婚をしない選択」もある

上記の離婚劇の原因は、疑惑や噂レベルのものも含めて、ほぼ不倫絡みのものがほとんどです。最も旬な報道ではフジテレビのアナウンサー秋元優里さんのケースも渦中の最中です。離婚協議中とはいえ人生を左右しかねない問題になってもおかしくありません。

そんな中、火消しが上手だったと思ったのが、最近話題になった、太川陽介さん藤吉久美子さんご夫婦の報道でした。週刊誌に直撃されて晴天の霹靂だったはずの太川さんがいち早く記者会見を開き、明るく「信じるしかない、カミさんだもん」「ボクが守る」「これで終わり!」と発言し、マスコミの間では神対応と絶賛されました。

一部から「嘘くさい」「モラハラ夫だ」と太川さんの対応を批判するような声もありましたが、読者の皆さまはどう感じたでしょうか? きっといろいろ意見がある方もいるでしょう。

それでも、お2人の会見から夫婦のカタチについて学べることがあると思います。それを下記にまとめてみました。

1:夫婦で作ってきた絆や価値観がある
新婚家庭と結婚20年以上のベテラン夫婦では、歩んできた歴史や重みが違います。長ければいい、ということではありませんが、2人にしか共有できない価値観や考え方を生活の中で作ってきた実績があるからです。

「お互い経済的に自立できるのだから浮気・不倫されたら即離婚でしょう? 妻を憎んでいるでしょう?」と世間やレポーターが詰め寄っても、「信じるしかない、カミさんだもん」という一言、つまり夫婦の絆や価値観でそれを覆した例だったと言えます。

2:個人ではなく、「家族の問題」になる
そもそも恋愛関係と夫婦関係で大きく違うのは、名実ともに「家族」であるという点です。あえて強調すれば、「単なる恋愛関係でなく家族である」と言えます。1人が起こした問題なのだから個人で解決すればいいというのではなく、家族の問題としてより良い解決方法を考えるのが「結婚」や「家族」というものだと改めて気づかされます。

3:「家庭の問題」だから、連携してトラブル解決できる
太川さん藤吉さんご夫婦の場合、夫は「妻を疑いつつも信じる」と言い、妻は「誤解させて申し訳ない、夫がいないと生きていけない」と言い、お互い離婚という選択はしないと公言しました。

すでに夫婦間でこれ以上問題ありませんというのであれば、マスコミや世間など外野である他人が干渉したり、文句を言うことはできません。周囲の詮索を最小限に抑えたことは、結果的に家族の連携プレーの手本になったとは言えそうです。

もし自分に降りかかったらどうしますか?

今回のような騒動が、わが家でも起こったらどうするか……と想像してみました。私も太川さんと同じで、家族が離れ離れになることは避ける選択をするだろうと思います。

長年の結婚生活、一生添い遂げると考えれば、いろいろなトラブルや事件が起こる危険性はあるでしょう。その中で、浮気問題はどこまで重要視されるでしょうか?

個人的な意見を言うとすれば、20年以上に及ぶベテラン夫婦の場合、1回ぐらいの浮気は夫婦の優先順位の最高位でないような気がしています。本来なら決して不倫という過ちを肯定することはありません。

でも、夫婦や家族には、恋愛感情を超越した関係や価値観があることは事実で、浮気という過ちよりも、今まで積み重ねてきた信頼関係や感謝が勝ることも十分にあります。

夫婦のカタチやリスク管理の方法は、自分たちが作るものです。家族がより良い方向に向かうように話し合って、最善を尽くせばいいのではないでしょうか。

ただ、旦那さん側が浮気が発覚するケースは本当に世間でもよく聞き、妻が尻ぬぐいをするケースは少なくありません。

例えば、宮崎謙介元衆議院議員ケースのように、妻の妊娠中のゲス不倫であっても、妻が過ちを許せば信頼回復しながら夫婦関係を修正していくことはある……と、ある意味、すんなり納得する方が多かったのではないでしょうか。

でも今回の藤吉さんや斉藤由貴さんなど女性側が渦中にいて、夫がフォローすることに対しては、議論を呼んでいる状況です。浮気や不倫をしてしまったのが男女どちらでも関係なく、夫婦ごとに様々な夫婦の危機管理のカタチがあります。解決への主導権をどちらが握るのかも含めて、夫婦それぞれなのです。

ただし、W不倫の場合は相手側にもパートナーや家族がいるので、相手の家族に多大な迷惑をかけることも忘れてはいけません。これらを結婚生活により役立てていければ良いのではないでしょうか。
(文:久野 浩司)

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