大学入試の宿泊料金、前週比1割高騰…電通大周辺で5倍

2019年2月14日(木)15時45分 リセマム

大学入試の受験日前日の宿泊料金上昇率上位20リスト

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国公立および主要私立大学180大学のうち、110大学周辺の宿泊施設で受験日前日の価格が受験日前週と比較して約1割高騰していることが、WithTravelが2019年2月14日に発表した調査結果より明らかになった。

 世界218か国・地域の55万軒を超えるホテル・旅館・民泊・別荘を横断的に一括検索できるサービスを提供するWithTravelは、2019年大学入試前日の宿泊利用料金と稼働率を調査した。対象大学数は主要180大学のメインキャンパス、対象入試は2019年2月上旬から3月上旬の入試、対象ホテル数はインターネット予約可なホテルや旅館7,780軒分、モニター期間は2019年1月1日から31日。

 受験日と受験日前週を比較して、高騰率がもっとも高かったのは、東京都調布市にある「電気通信大学」542%。ついで、宮城県仙台市にある「東北大学」381%、同じく仙台市にある「宮城教育大学」348%と9大学周辺で宿泊料金が試験日前週と比べ2倍以上だった。

 一方、前週に大型イベントなどがあった、大阪大学、九州大学、駒沢大学、名桜大学周辺では3割から4割宿泊料金が下がっていた。

 満室率を見ると、徳島大学や山口大学周辺で宿泊稼働率が97%を超え、地方から医学部を受験する受験生が多い地方国立大学で満室率が高まる傾向にあった。また、同志社大学周辺で96%、立命館大学周辺で94%となり、人気観光地にあるキャンパスでは、訪日旅行者の宿泊需要と重なり、満室率が高かった。

 調査では、早慶(早稲田大学、慶應義塾大学)やSMART+CH(上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学、中央大学、法政大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)の主要私立大学群で比較した結果も公表している。

リセマム

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