日笠陽子がアトム役「PLUTO」Netflixでアニメ化

2023年2月15日(水)8時0分 シネマカフェ

Netflixシリーズ「PLUTO」

写真を拡大

国内外の漫画賞を受賞した「PLUTO」待望の初アニメーション化が決定。2023年に「Netflix」で独占配信する。

「20世紀少年」の浦沢直樹が、手塚治虫の生み出した「鉄腕アトム」の一篇「地上最大のロボット」を原案に描き上げた「PLUTO」。人間と高性能ロボットが完全に共生する近未来で起こる上質なサスペンスドラマは、手塚治虫文化賞マンガ大賞をはじめ、2011年アングレーム国際漫画フェスティバルにてインタージェネレーション賞を、その他ACBDアジア賞を受賞するなど国内外高い評価を得た。2015年に舞台化され、2018年には再演を果たし、イギリス、オランダ・ベルギーと欧州ツアーも敢行された。

制作決定PVも公開され、物語の主人公であるユーロポールのロボット捜査官・ゲジヒトと、彼が追うある事件に関わるロボットのアトムとウランが登場。ゲジヒトはダニエル・クレイグの吹き替えを担当している藤真秀、アトムは「けいおん!」「キングダム」の日笠陽子、ウランは「マクロスΔ」「カードキャプターさくら クリアカード編」の鈴木みのりが演じる。

アニメ化にあたり浦沢さんは「今回のアニメ化に挑むスタッフの皆さんの勇気に心から拍手を送るとともに、新たな『心の作品』の誕生に心躍っています。今こそ手塚治虫さんのメッセージが世界中に届きますように」と期待を寄せ、原作プロデュースを手掛けた長崎尚志は「『PLUTO』はその手塚哲学を受け継ぎ、ただ反戦を訴えるのではなく、そこには痛みがともなうこと……それでも平和しかないということを世に問いたい作品なのだ」と物語に込められた思いに触れた。

父・手塚治虫の意思を引継ぎ、本作の監修を務める手塚眞は「これは新しい浦沢アニメであると同時に、新しい手塚アニメでもある。アニメの進化形をどのように見せてくれるか、とても楽しみだ」とコメントしている。

なお、制作プロデュースをジェンコ、アニメーション制作をスタジオM2が担当。『この世界の片隅に』で数々の映画賞に輝いた企画・プロデューサー陣が再集結。エグゼクティブプロデューサーとして真木太郎、丸山正雄が名を連ねる。

Netflixシリーズ「PLUTO」は2023年独占配信予定。

※手塚治虫/手塚プロダクションの「塚」は旧字体

シネマカフェ

「Netflix」をもっと詳しく

「Netflix」のニュース

「Netflix」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ