C-United、2030年までに1,000店舗規模へ - 海外展開を見据えた新店舗「珈琲館 京都錦高倉通店」オープンも
2025年2月15日(土)8時30分 マイナビニュース
C-Unitedは2月14日、初の「C-United 事業戦略発表記者会見」を開催。同社 代表取締役社長 友成 勇樹氏より、今後の戦略や新商品などについて説明した。
同社は、2021年に珈琲館とシャノアールの合併によって誕生。「珈琲文化の創造と発展を通して人を幸せにすること」を経営理念に掲げ、カフェ・ベローチェや珈琲館、カフェ・ド・クリエなど全国に9ブランド約560店舗を展開している。
事業戦略について、友成社長は「2030年までに1,000店舗規模まで出店を推進し、食文化の底上げを図っていきます」と力を込める。
カフェ・ベローチェは「気づいたら、いつもここ。」をコンセプトに展開しており、20〜70代まで幅広い層が利用している。2028年までに70〜80店舗の新規出店を計画しており、フランチャイズを新たに開始する。関東だけでなく、未出店地域である北海道・東北・四国エリアにも展開。さらに、出店数の少ない愛知県や九州エリアなどにも出店を計画しているという。
1970年にチェーン店の先駆けとして誕生した珈琲館は、今年で55年目を迎える。コンセプトは「一杯のコーヒーに心を込めて」。注文を受けてから珈琲豆を挽き、一杯ずつ手入れする本格派の珈琲を楽しめるのが魅力で、常時11種も用意している。また、昔ながらのホットケーキ「トラディショナル・ホットケーキ」は、年間120万食を売り上げる看板商品に成長。
友成社長は「繰り返し利用してもらえるお店を作ることにこだわっています。また、海外には喫茶店があまりないので、日本独自の珈琲文化を海外に発信していきたい」と近いうちに海外進出を目指すと話す。
3月11日には、外国人観光客をターゲットにした新型モデル店舗「珈琲館 京都錦高倉通店」をオープン。数名の障がい者を雇用し、店内奥では「京都ブレンド」の珈琲生豆のブレンドから焙煎、梱包まで手掛ける焙煎所を併設する。また、3月1日付で「サービスコンシェルジュ」部署を新設しており、ホスピタリティ向上を目指す。
カフェ・ド・クリエは「からだハピネスメニュー」をコンセプトに、フレッシュなフルーツを使用したスムージー、糖質50%オフ、食物繊維10倍の低糖質麺へのカスタマイズ可能な商品を提供している。また、「カフェ・ド・クリエ ホピタル」として、全国の病院内に約30店舗展開中。
3月より日本橋三丁目スクエア店・恵比寿ガーデンプレイス店では、「次世代カフェ・ド・クリエ」への転換を開始。健康を気にしている男女30〜40代をターゲットに「からだハピネスメニュー」を約2倍に増やすという。
テイクアウト専用商品として「手づくりMarché」からは、サラダパスタ2種、サラダうどん1種、濃厚チアシードヨーグルト2種、ラップサンド2種の計7商品が登場する。さらに、ラテ系やアレンジコーヒーを中心に、21品の新たなドリンクメニューを提供する。まずは都内2店舗からの実施だが、2025年5月以降、順次全国に展開していくとのこと。