花粉症対策のステロイド剤には糖尿病や胃潰瘍のリスクあり

2月15日(木)16時0分 NEWSポストセブン

花粉症で処方される薬は注意が必要

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 花粉症で処方される抗ヒスタミン剤は、鼻水や皮膚の赤み、かゆみなどの症状を抑える。だが、代官山パークサイドクリニック院長の岡宮裕医師はこう指摘する。


「抗ヒスタミン剤は、眠気を生じさせたり、頭痛、乾燥が酷くなって鼻や口が乾いたり、排尿が困難になるなどの副作用があります。特に高齢者は肝臓代謝力が低下しているので、眠気を通り越し、注意力散漫や酩酊に近い状態が長く続くこともあります。


 また、抗ヒスタミン剤とステロイド剤を混合したセレスタミンという内服薬は非常に強力ですが、ステロイド剤はアレルギーを抑えるのと同時に体の免疫力も抑えてしまうので副作用も強い。血圧の乱高下や糖尿病を誘発したり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を起こしたりする可能性がある」


 効く薬は、その分、副作用も強く、高齢者にはあまり向かないといえる。


「私が高齢者に花粉症薬を処方する場合、昔からあるポララミンなどの抗ヒスタミン剤は避け、効きは弱いけれど『アレグラ』を処方します」(岡宮氏)


 アレグラは眠くなりにくいのも特徴で、注意力散漫を起こしにくいという。


※週刊ポスト2018年2月16・23日号

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