「ハンドモデルの契約をしたら、風俗嬢にされた」横行する悪質求人詐欺

2月16日(月)14時0分 messy

杉浦太陽オフィシャルブログより

写真を拡大

 手タレ、足タレという言葉があるように、体のパーツごとのモデル、という仕事が世の中にはある。しかしお仕事として認知度が上昇すると同時に、それらを騙った言語道断の求人詐欺が横行しているという。

「私はお世辞にも美人ではありませんけど、以前から周りの人に手が綺麗だと褒められることが多くて、密かに自信を持っていたんですよ。ちゃんとクリームとかで手入れもしてましたしね」

 そう語るのは愛子さん(仮名)。彼女は以前、事務系の派遣社員をしていたが、不況のあおりで派遣切りに会い、新たに職を探す必要に迫られた。そんな折に、とある求人サイトで『ハンドモデル募集』という案件を見つけ、それに応募したのだという。

「お金などの条件が良かったし、安定して仕事がある、という文句に惹かれたんです。募集要項に書いてあった通り、履歴書と手の写真を添えて応募したところ、面接に呼ばれ、そこですぐに合格を言い渡されました。面接官の人も『ここまで綺麗な手はなかなかお目にかかれない』なんて褒めてくれましたね」

 その場で契約書にサインし、ハンドモデルデビューに心を躍らせる愛子さん。しかし翌日、事務所に呼ばれた際に自分が騙されたことを思い知ることになる。

「面接のときに呼ばれた事務所とは、別の場所に連れていかれたんです。そこにはガラの悪い男の人たちが集まっていて、何かおかしいな、とは思いながら、そのまま研修に参加させられることになりました。それが、男性器をシゴくための研修だったんです」



 愛子さんが応募し、契約してしまったのは、手コキ風俗店だった。いくつもの男性向け性風俗サービスを展開する企業が、手コキ店舗を新規オープンするにあたって、求人雑誌にハンドモデルという名前で募集をかけていたのだ。

「私は話が違うと研修に参加するのを拒否しようとしましたが、向こうは『こっちには契約書がある、違約金を取るぞ』の一点張り。怖くなって、結局そのままお店で働かされることになってしまいました。他にも騙された人がいたみたいで、私と同じように拒否しようとしている人を何人か見かけましたが、皆ガラの悪い男の人に脅かされて、最終的には従ってしまったみたいですね」

 どうやら、こう言った手コキ嬢を“ハンドモデル”として募集する例というのは、風俗業界ではよくある話のようだ。無論、ほとんどは電話なり面接なりで聞かれれば業務内容を教える比較的まっとうな募集だというが、中にはこうした騙し討ちのような募集をかけ、契約書にサインをさせて無理矢理手コキ嬢に仕立て上げるというケースも横行しているという。

「お金自体は求人に書かれていた通りそこそこ良かったんですが、手コキ風俗なのでローションまみれだし、射精した精液が手や体にかかるしで……。一日に何度も手洗い必須なので、自慢だった手も肌荒れを起こしてしまいました。しかも、この店はオプションで上半身裸になったり、お触りもあるんですよ。本当に辛くて……今はなんとか辞めることができましたが、心療内科に通院しています」

 芸能事務所を騙ってスカウトし、AVなどに出演させるという手口はもはや古典的とも言うほどに有名だが、こういった女性を騙して性産業に落とすというやり口は時代によって手を変え品を変え世の中にはびこるものらしい。くれぐれもこうした卑劣な手口に騙されないよう、また、求人で不審な点があれば都道府県労働局に電話をするなどして相談していただきたい。
(高井りえ)

messy

「悪質」をもっと詳しく

「悪質」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ