「死体遺棄の現場」「女の幽霊がいる」京都の廃モーテルを徹底取材! 大量の“御札”が貼られた内部に震えが止まらない

2月17日(金)15時0分 tocana

写真=たけしな竜美

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【謎の廃モーテル概要(場所や噂など)】

 京都府南西部には、奇妙な噂の絶えない廃モーテルがあります。日本におけるモーテルとは、駐車場と客室がひとつずつセットで備えられており、車で訪れて誰にも顔を合わせることなく宿泊できる施設のことで、要するに「自動車から降りてすぐ部屋に入れる、昔のラブホテル」のことです。

 問題の廃モーテルなのですが、インターネット上では「殺人事件が起きた」「管理棟の2階に女性の死体が遺棄されていた」などと噂されており、特に「唯一2階建てになっている管理棟の2階の窓に女の幽霊が現れる」という目撃証言が多く報告されています。

 また、廃墟内部の壁には大量の御札が貼り付けられているのですが、これは霊障に悩まされた持ち主が貼り付けたもの、という噂が根強いようです。

※その他の写真はコチラ→http://tocana.jp/2017/02/post_12325.html


【いよいよ廃モーテルへ突撃!】

 廃モーテルの外部です。かつて建物の前には、不法投棄されたゴミが大量に置かれていたようですが、訪れた際にはそれらのゴミは撤去され、網が張られていました。

 破られていた網の穴とトタンの隙間をすり抜け、管理棟内部へと潜入します。


【管理棟の内部へ潜入!】

 内部はかなり荒れていますが、人為的というよりも経年劣化による痛みのほうが大きいようで、あちこちにガタがきています。

 管理棟に入ってすぐの場所に、さっそく御札が貼られています。

 どのように貼り付けたのでしょうか、かなり高い位置にも御札が見られます。

 大小さまざまな御札が貼られています。

 管理人の車を停めるガレージのようですが、大量のゴミが詰め込まれていました。そして、ゴミの山の向こうにも御札が貼られています。おそらく、この廃墟の前に不法投棄されていた大量のゴミが片付けられる際、ここに入るだけ詰め込まれたか、あるいは不法投棄を行った何者かが詰め込んで行ったかのどちらかでしょう。


【そして「幽霊が出る」管理棟2階へ……】

「死体遺棄の現場」「女の幽霊が現れる」など、噂が集中している管理棟の2階部分です。大量の布団とゴミに埋め尽くされ、立ち入ることもままなりません。

 宿泊客用のガレージにも、大量のゴミが詰め込まれていました。

 また、宿泊者用の客室にも同じ御札がいくつも貼られていたのですが、残念ながら写真を紛失してしまいました。


【デタラメな御札の詳細】

 さて、この「霊障を鎮めるために貼られた」とされる御札の数々。確かに、このようなものが廃墟内の至る所にペタペタと貼られていれば、誰でも異様に感じてしまうでしょう。ですが、よくよく見てみれば非常におかしなものです。

・ 文様の下に書かれている天津祝詞(あまつのりと):日本神道において、神を祭り神に祈るときに神主が申し述べる文章のひとつ。
・ 大きく描かれた文様:中国道教において、風水八卦鏡(ふうすいはっけきょう)の裏に書かれていることで知られる霊符で、財運と人運を願うもの。
・ 護摩(ごま):日本密教において、祈りの儀式を指す言葉。

 これをわかりやすく例えるならば、「般若心経の上に西洋魔術の魔法円が描かれた紙に、悪魔祓いのお守り、と商品名が書かれている」というようなごった混ぜ、デタラメにもほどがある内容なのです。

 ただ、不可解な点がひとつだけあります。

 一体どこの誰が、どのような意図と目的で、これら大小さまざまな御札の数々を貼ったのでしょうか。わざわざ何十枚も御札を用意し、この場所までやってきて、ゴミの山を乗り越えて廃モーテル内の至る場所、各建物の内部に貼り付けていく。ただのイタズラにしては少々手が込みすぎているのでは——? そのような印象を受けました。
(取材・文・写真=たけしな竜美)

tocana

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