マングローブの木から着想を得た水質汚染を軽減する海洋保全タイル。自動車メーカーのボルボが開発。

2月18日(月)16時30分 カラパイア

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 深刻化する海洋汚染はグローバルな環境問題の一つだが、自動車メーカーのボルボがオーストラリアの港に設置した特殊なタイルが話題になっている。

 このタイルはマングローブの根をモデルにデザインされたもので、人工的な造成が進む海岸の水を浄化して、生物の多様性を導く効果が期待されている。

 植物と海洋生物をヒントに豊かな海を取り戻す試みがこちらだ。
Volvo Living Seawall in Sydney Harbour

・マングローブの根をヒントにしたタイル

 これは車メーカーのボルボが、シドニーの海岸科学研究所とメルボルンの非営利団体Reef Design Labと提携して開発した海洋保全用のタイルだ。

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image credit:volvocars

 このタイルは、オーストラリアにも自生するマングローブの木の根の構造を模していて、海の回復や水質汚染の軽減を目指す「Living Seawall(生きている護岸)」活動に使用されている。

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image credit:volvocars

・タイルに集まる生物の浄化作用

 このタイルを護岸に設置するとマングローブに似た複雑な環境が付加され、濾過摂食を行う生物が引き寄せられる。

スクリーンショット-(16952)
image credit:youtube

【参考】濁った水がこんなにきれいに!カキ(牡蠣)の驚くべき浄化作用がわかるタイムラプス動画:カラパイア

 その結果、水中の粒子状物質や重金属などの汚染物質が除去され浄化が進み、生物多様性につながると期待されている。

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image credit:youtube

 Living Seawallタイルは人工サンゴ礁などを手掛けるReef Design Labが3Dプリンタで製作した。

タイルに関する詳しい動画
Living Seawall – re-thinking sustainability

・設置場所をモニターして効果を検証

 現在このタイルは、人工護岸が多いシドニー港に設置されており、今後20年間のモニターで改善効果を検証するという。

スクリーンショット-(16954)
image credit:youtube

 安全な環境をもたらす持続可能な手段を模索するボルボ。その取り組みの一環であるLiving Seawallに世界の注目が集まっている。

/written by D/ edited by parumo

カラパイア

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