中国から“謎の種子”が再び届く!今度は謎の液体も…Temu利用者が対象?
2025年2月17日(月)16時0分 tocana
米テキサス州の住民のもとに、中国から謎の種子が送られてくるという不可解な事態が発生している。これらの種子は受け取り手が注文した覚えのないものであり、送り主も不明だという。
突然届く種子の正体とは?
この現象は、2020年に日本でも発生した「中国から謎の種子が送りつけられる事件」を彷彿とさせる。当時のケースでは、地元の流通業者を経由して届けられていたが、今回は直接個人の郵便受けに投函されている点が異なる。
現在、テキサス州農務局がこれらの種子の分析を進めており、侵略的な植物や地域環境に危険を及ぼす可能性があるかどうかを調査している。これまでに回収された約20の種子パケットのうち、一部がスイレンであることが判明している。スイレンは非常に繁殖力が強く、湖全体を覆い尽くしてしまうこともある。
誰が何の目的で種子を送っているのか?
この謎について、テキサス州農務局のシド・ミラー長官は「これらの種子は中国から直接消費者へ送られている。我々の推測では、受取人はTemu(中国のECサイト)で何かを注文した際に住所が取得され、それをもとに送付されているようだ。しかし、種子そのものを注文した覚えはない」と指摘する。種子の配送は他の注文とは別の梱包で送られており、何らかの意図がある可能性がある。
謎の液体の存在
事態は種子の問題だけにとどまらない。ミラー長官によると、「いくつかのパッケージには正体不明の液体が含まれており、これが非常に不気味だ」とのことだ。
さらに、「私の個人的な推測だが、これは我々のバイオセキュリティを試すための行動かもしれない。どこまで検疫を突破できるのか、どれだけのものを持ち込めるのかを試している可能性がある。もちろん、私の考えが間違っていることを願うが」と警戒感を示した。
もしこの謎の種子を受け取った場合、住民にはゴミ箱に捨てず、地元の農務局に連絡するよう指示が出されている。
「問題は、これらの種子が適切に処分されないまま埋め立て地に行き、発芽してしまう可能性があることだ。我々はそのようなリスクを冒すわけにはいかない」とミラー長官は警告している。
この奇妙な種子の送付は、単なるミスなのか、それとも意図的な行為なのか。引き続き監視と調査が必要とされている。
2020年には日本各地でも中国から種子が送りつけられる事件が多発したため、今回も日本で同様の事件が起こる可能性があるかもしれない。万が一、種子が届いた際には絶対に植えないようにしよう。
参考:FOX 7 Austin、ほか