「あおり運転」と根は同じ?危険な満員電車の「あおり下車」問題

2月20日(火)7時14分 アサジョ

 電車内はエゴの巣窟。通勤、通学に電車を使う人なら、誰もが疑う余地のない事実だ。昨今は自動車の「あおり運転」が度々ニュースになっているが、その陰で、日々危険を生み出しているのが電車における「あおり下車」である。

「JR京浜東北線を利用していますが、大井町駅はT字でJRと大井町線が接続されているため、乗り換え口側の車両に人が殺到するんです。駅に到着すると、水の入った風船を割ったかのように人が戸口に集中し、我先にと飛び出していく。人波に飲まれて渦潮のようにクルクル回転しているお年寄りや、カバンを持っていかれて転倒しそうになっている女性を見ると、いたたまれなくなります」(43歳・会社員)

 前を歩く人を前進圧力で威圧し、サッカー選手のように肩を入れながら前に出ようとする。そうすることで稼いだ“ほんの僅かな時間”が何になるというのか…という点は、パッシングしたりむやみに車間を詰めて他車を危険に陥れる「危険運転者」と何ら変わらない。

 その一方で、“ドア付近利権”を守るために駅に着いても動こうとしない、ドア横の僅かな隙間に張り付いている人が多いということも事実。こうした“エゴイズム”の衝突が「あおり下車」問題の根本にある。

「試験的な運用が始まった日比谷線の車内BGMですが、2017年7月に“トラブル”として、車内に大音量でクラシックが流れてしまったこときっかけでした。車掌による『原因不明の不具合により、ただいま列車内に音楽が流れております』というアナウンスも相まって、乗り合わせた乗客は『優雅な帰社になった』『ディズニーに向かっているような気分』とSNSに投稿しており、ほのぼのとしたムードになったそうです。通勤時のストレスを和らげるための貴重なサンプルデータと言えるかも知れません」(鉄道ジャーナリスト)

 毎朝、大音量を聞かされたら…と思うとなんとも言えないが、こうした車内ストレス、車内エゴ問題を放置するよりはマシかも知れない。

アサジョ

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